パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

リハビリ71―バルタン星人とスペシウム光線

今回は歩き方の訓練が中心だ。 Y士は私の歩き方を見て、腕が振れていない旨の指摘をした。 そこで意識をして腕を振り、体のバランスを取ってみた。 すると、腕に力が入ってしまったのだろう、Y士に 「バルタン星人みたいですね?」 と言われてしまった。 き…

リハビリ70―股関節が・・

12月中旬の今日は、28回目のリハビリの日である・・と同時に、8週間振りの診察日でもある。 前者は午後2:20−3:00、後者は3:30−の予約である。 先ずは、リハビリである。 リハビリ室で医師の予診を受け様とカーテンの隙間に目を遣ると、例の代診だ。 診察室に…

リハビリ69―ジャンプ

そこで、私も自ら、 「主訴は歩行障害なんですけど、パーキンソン病に見られる4大症状はないんです。 震顫とか・・」 と、わざと手を震わせて見せた。 更に、 「すくみ足もあるんですが、パーキンソンに典型的なすくみ足とも 違うんです」 と添えた。 すると…

リハビリ68―「運動学習・・です。」

12月中旬、27回目のリハビリ日である。 いつものM医師による予診後、担当のY士がほぼ定刻の15:00に現れ、台を清拭し軽いストレッチから入った。 前回のリハビリの意味を咀嚼できていなかった私は、Y士に訊いてみた。 「あのぉ・・ 前回の時にやったお尻を出…

リハビリ67―重心の移動

両膝立ちの状態から片足を前に出す時、 「もっと、お尻を前に出して・・」 と言われた。 最初は、その意味が分からなかった。 でも、 「歩くと言う事は重心の移動なんです。 先ずは正しい移動法を習得する必要があるんです。」 と、説明してくれた。 更に、 …

リハビリ66―「私も、行きたいなぁ!」

暫くグアム紀行が続いので、一旦、本題に戻ろう。 いよいよ2012年も12月、今年も残り少なくなってきた。 上旬の今日はグアムから帰国して、最初のリハビリである。 通算、26回目となる。 15:00開始なので、会社を早目に出た。 今回の予診の担当師は、いつも…

グアム旅行7―ディナー

グアムには農業がないので、野菜は輸入だ。 そのため、我々旅行者ですら、野菜不足に陥りそう。 つまり食事は肉食偏重になってしまう。 現地の人の例では、朝はソーセージ、昼はフライドチキン、夜はステーキとか? 当然摂取カロリーが多く、肥満体型となり…

グアム旅行6―ショッピングモール

グアムにはショッピングモールは幾つかあるが、バスはその内の一つ・「マイクロネシア・モール」に寄った。 11月下旬というのに、モールの中はもうクリスマスだ。 モール中央の吹き抜け部には、巨大なツリーが飾ってある。 http://img.pics.livedoor.com/012…

グアム旅行5―フィシュアイマリンパークにて

高台から見た駐車場周辺と言い、砲台の周辺と言い、芝生が美しい。 ではこんなに綺麗に芝をどうやって刈るのだろう? エンジン式の刈払い機で刈っているチャモロ人の若者を見た事があった。 その証拠に樹の幹の周囲では芝は刈れないので、長い葉が残っている…

グアム旅行4―グアム島内バスツアー

翌朝、シャワーを浴びたら元気になった。 定刻の10分前にホテルのロビーに行くと、日本人のスタッフが待っていた。 スタッフと言っても、70歳位の、小柄で品のよい女性である。 旅行社名と自分の名前を告げると、人数を確認して 「35番のバスへどうぞ」 と案…

パーキンソン症候群と海外旅行

さて、漸くグアムのホテルに到着した。 ここまでの症状(主訴は歩行障害)の発現やそれに伴うトラブルは? 荷物の内、トランクは妻が持ってくれた。 大き目なので、二人で1個だ。 自分の手荷物は肩から斜め掛けできるカバンを選んだので、両手を空けられる。…

グアム旅行3―何だ!?! コイツ!

続いて妻の順番になると、その入国審査官は、 「ユビ、オヤユビ、ヒダリテ、カオ・シャシン」 と、言っている・・ (何だ!?! コィツ、日本語(の単語)を話せるじゃないか!!!) と、自分の英語力を試された気分になった。 ――――――――――――――――――――― 成田…

グアム旅行2―入国審査

成田から3時間チョットのフライトで、グアムに到着である。 読者の中には足を運ばれた方もいる事だろう。 小生は初めてだったので、蛇足の謗りを承知で復習してみよう。 現在のグアムはアメリカの準州で、カリフォルニア州の法律が施行されている。 そのため…

グアム旅行1―出国まで

2012年の11月下旬、いよいよ4泊5日のグアム旅行の出発日となった。 海外旅行も簡単になったものだ。 昔はパスポート・ビザ(米国大使館に申請)・現金(米ドルを銀行で購入)・航空券・旅行保険・・と準備が大変だった。 それが今回はパスポートは持っている…

リハビリ65―引き出し? いえ、ステップでした。

11月末に4泊5日でグアムへ行くので、今回が11月最後のリハビリ、通算25回目である。 今回は木製のステップを使った訓練を行った。 Y士は部屋の隅に置いてある。小さな整理ダンスの引き出しを抜いた。 ・・様に見えた。 が、それは巧妙に組み合わされた台(ス…

リハビリ64―開脚力

11月中旬の今日は、24回目のリハビリの日である。 しかし、Y士のスケジュールが詰まっていて、4:20のスタートとなった。 この時間帯は、初めてである。 実はリハビリ時間が遅いので、午前中から税務(中間申告)で税務署や銀行に走り廻り、疲れてしまってい…

リハビリ63―オーダー票が出ていない!?!

まぁ、「スローライフ」の解釈は別として、せっかちであるのは確かである。 Y士によれば、私の筋トレの動作も速いそうである。 「速くやると、反動を使っちゃうんです。 人間、楽な方に流れやすいですからねぇ・・」 と。 そこで速いと指摘された動作をユッ…

リハビリ62―スローライフとは?

上旬の今日は、11月最初のリハビリ日である。 予約票の記録を見ると、今回が23回目となる。 医師による予診を終えてリハビリ室の椅子で待っていると、定刻の15時にバインダーを携えたY理学療法士(Y士)が現れた。 そう、今日は月初なので、「リハビリ ・・…

診察201210−5

次にI医師は部屋の端に立ち、私に歩行を促した。 歩行訓練は、たった今、リハビリで終えたばかりである。 私はY理学療法士のアドバイス通り、歩いて見せた。 その要点は、以下の通りである。 ? 肩甲骨を背中で寄せる。 (胸を張る)? 頭を後ろに引き、顔を上…

診察201210−4

さて診察もいよいよ佳境(?)に入った。 先ずは眼振であるが、特に何もなさそうである。 でも、I医者は私の正面から、 「少し、ふっくらした・・かしら? この辺が・・」 と言いながら、両手のひらで自分の頬の下の辺りを押さえた。 実はこの所、体重が2kg…

診察201210−3

次は、MRI撮像の結果の評価である。 I医師は、専用のモニターに、前回撮影した画像を次々と映し出した。 水平断面や垂直断面のみでなく、MRA(Angiography=血管の描出)もあった。 「う〜ん、特に(微小梗塞痕など)何もないわねぇ・・ 動脈瘤もないし・・…