パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

リハビリ28―ボールを使って・・

Y士は直径25cmくらいのボールを持って来た。 ピンクでふわふわした、ボールである。 そう言えば、患者と理学療法士とが2mほど離れてボール投げをしていたのを、見た事がある。 あれは、楽しそうだ! ・・と思ったが、違った。 台に腰掛け、靴を脱いだ私の右…

リハビリ27―9回目のリハビリ

2012年7月下旬の某日、9回目のリハビリの日である。 理学療法士のY士は私を台に案内し、先ずはストレッチをしながら、筋肉と関節をほぐして行った。 そして、これまでの筋トレの復習から始めた。 うつ伏せになり、両腕を立てて上体を起こした。 スフィンク…

リハビリ26―8回目のリハビリ

2012年7月の同じく中旬、8回目のリハビリの日である。 但し、今回は11:20からである。 今回は、新しい試みを行った。 理学療法士のY士はどこからか、青いスポンジの様な台を持ってきた。 縦横40cm×60cm、厚みが5cm程であろうか? Y士はそれを床に置き、 「こ…

リハビリ25―「少し負荷をかけてみましょう。」

次にY士は、私を平行棒まで誘った。 例のスキーのジャンプの格好をするのだろう。 私に両手で平行棒を摑ませて、Y士はこう言った。 「今回は、少し負荷を掛けてみましょう」 そして片足を一歩、前に出して、スキーのジャンプの格好をした。 確かにこの体勢だ…

リハビリ24―7回目のリハビリ

2012年7月中旬の某日、7回目のリハビリの日である。 通常とおりの手続きをすませ、予約時刻である10:00の10分前にはリハビリ室に到着した。 余裕である。 と、思ったら・・ 医師による予診に、3人も並んでいた。 漸く順番が回って来たときには、既に10:00…

効いた!!!

総合病院の脳神経内科を受診した翌朝、「ドプスカプセル100mg」を初めて服用した。 処方は次の通りである。 朝:ビシフロール0.5mg×1+マドパー配合錠×1+ドプスカプセル100mg×1 昼:ビシフロール0.5mg×1 朝:ビシフロール0.5mg×1+マドパー配合錠×1 服用後…

最後の整形外科受診

本日は、これで終わりではない。 脳神経内科の次は、整形外科である。 脳神経内科が予定より早く終わったので、その分、整形外科の待ち時間が長いと覚悟をしたが、整形外科の待合室に行ってみると、患者がそれ程多くない。 事実、20分程で中待ちに呼ばれ、更…

診察201207-5

私はメモにあるURLを紹介した。 「リハビリの様子は、こちらにあります。」 「これは・・ 写真? それとも動画?」 「いいえ、ブログです。」 「ブログねぇ・・」 と、やり取りが続いた。 ―――――――――――――――――――――――― I医師は再びメモの症状欄に目を移し、 「…

診察201207-4

続いてリハビリの話題となった。 メモには、こう書いて置いた。 ? 位置付け ― 「パーキンソン病による症状と、機能訓練とは、別物だと思ってください。 パーキンソン病は治らない病気・・と考えるのでなく、運動により機能はアップできると。 だから希望を持…

診察201207-3

この8週間を報告するメモには、こんな風に書いて置いた。 ? 普段の症状・ 歩行時、加速・減速が難しい。 狭い所を通ろうとすると、脚がすくむ。 → 自宅ではドタドタとなる。 (屋外なら、普通に。)? 強くなった症状・ 脂汗が出るようになった。 ・ 右足に浮…

診察201207-2

I医師は、意外な質問をした。 「ネズミなんかは、見えないですよね?」 ええっ? ネズミが診察室にいるのかと一瞬、見回しそうになってしまった。 しかし、幻視・幻聴の有無を尋ねてきたのであったと分かった時、手品の種明かしを見た様だった。 そして、夜…

診察201207-1

2012年7月上旬、今日は総合病院で、脳神経内科と整形外科のダブル受診の日となった。 そして今日は整形外科の最終診察日でもある。 予約時刻は、それぞれ15:30と16:30だ。 少し家を早目に出て、15時に病院に到着した。 これは、X線撮影を先に済ませるためで…

リハビリ23―日の丸飛行隊

続いてY士は私の後ろに回り、両肩を抑えた。 首の運動である。 ゆっくりと首を前に倒し、元に戻す。 次に後ろに倒し、元に戻す。 ―――これを、何回か繰り返した。 続いてY士は、 「じゃあ・・次は、平行棒の所に行って下さい」 と、移動を促した。 そして私…

リハビリ22―腕がワナワナ・・と

私が台に腰掛けて待っていると、Y士は部屋の隅からアイロンの様な器具を2つ探してきた。 近づいて来ると、それは太い握り棒の付いた台だった。 底面が金属で、アイロンの握りに相当する部分が直径7〜8cmあり、その太い円柱に布が巻いてある。 Y士はそれを、…

リハビリ21―「ま、まだやるの?」

本日のリハビリのメニューは、腹筋からスタートした。 仰向けになった私に、Y士は膝を立てる様に促した。 両手を前で合わせ、息を吐きながら、頭と上半身を起こして戻すのである。 これなら家で10回でも20回でもやっている。 私はスイスイとやって見せた。 …