パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201210−5

次にI医師は部屋の端に立ち、私に歩行を促した。

 

歩行訓練は、たった今、リハビリで終えたばかりである。 私はY理学療法士のアドバイス通り、歩いて見せた。 その要点は、以下の通りである。

 

?       肩甲骨を背中で寄せる。 (胸を張る)

?       頭を後ろに引き、顔を上げる。 (前方、無限遠を見る)

?       大きく踏み出し、かかとから着地する。

?       残った足に力を入れて強く蹴り出し、体を前に送る。

 

自分でも上手に歩けた・・と思えた。 I医師にもそう思えたらしく、

 

   「これならグアムへ行っても、大丈夫ね!」

 

と、太鼓判を押してくれた。

 

   ――――――――――――――――――――――

 

こうして診察も終わり、処方を次の様にした。

 

    1日当たり:    ビ・シフロール0.5mg    × 3              (朝昼晩)

                                          マドパー配合錠                            × 2              (朝晩)

                                          ドプスカプセル100mg   × 3              (朝昼晩)

 

これまでと比較し、ドプスカプセルが1つ増えている。 マドパーの時は症状の悪化を訴えても、増量には消極的だったので、

 

    「センセ、お薬・・ 増えるんですか?」

 

と、妻が不思議そうにI医師に訊いた。

 

    「急には増やせないですからね!」

 

と、説明した。