パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

マドパー配合錠とは?

マドパー配合錠とは、L-DOPA(100mg)とベンセラジド塩酸塩(ベンセラジドとして25mg)との合剤である。 ベンセラジドはL-DOPA(などの芳香族アミノ酸)脱炭酸酵素阻害剤である。 即ち、L-DOPAが酵素により脱炭酸を受け、薬効の本態であるDopamine(ドパミ…

L-DOPAの処方

私が書いた、そのメモにある質問項目の 「病名は、パーキンソン病でしょうか? 多系統萎縮症でしょうか?」 に対し、T医師は戸惑いながら、こう言ったのである。 「そうなんですよねぇ・・」(患者が病名を知りたいのは、当然ですよねぇ・・) 「でも、4つ項…

診察 − 先ずは問診から

診察は、問診から始まった。 ・・と思うのは患者の方で、医師にとっての診察は患者の入室時から始まっているのである。 扉の開け方、入室動作、顔の表情、目の動き、顔色、歩行の様子、発声(返事)、着席動作・・ ある文章に、「医師は患者が着席するまで…

私が見聞した緊急対応

以前、その総合病院の消化器科での受診でも、診察が予約時刻から大幅に遅れた事があった。 予約時刻前に消化器科に着くと、受付窓口にはA医師による外来診療が遅れている旨の掲示があった。 2時間近く待った記憶がある。 ようやく呼ばれて私の診察順となっ…

診察 − 長い待ち時間

2010年11月下旬、前回の診察から5週間が経過し、次の診察日となった。 直前に銀行(15時閉店)に寄ったので、16:30の予約より随分早い15時半過ぎに病院に到着した。 先ずは診察カードを入り口の受付機に通し、脳神経内科の待合室に着いた。 しかしそこの掲…

祈り

私は2010年の4月から、晴れの日は欠かさず早朝ウォーキングを続けている。 冬は平日・休日にかかわらず冬は6時過ぎに起床して出掛けるが、出発時刻によっては日の出と重なる。 先日例によってウォーキングに出掛けると、途中、40代とおぼしき女性が道端に立…

調子が悪い。 特に疲れた時には・・

2010年11月上旬、前回診察(10月中旬、ビ・シフロールの増量処方)以来、丁度3週間が経過した。 前週(2週間目)と比較し、大きな変化はない。 耳鳴り・歩行系障害(すくみ足、小刻み歩行、突進傾向)・軽い眩暈は、相変わらずである。 所でその日は人手が足…

新たな症状の発現か?

2010年11月初めの事であった。 それは・・ 突然訪れたショックだった。 早朝5時頃、目が覚めたのでトイレに立とうとした。 所が、眩暈(げんうん)(=めまい)がして、布団の上でよろめいてしまったのである。 これまでにない違和感を、覚えた。 そのまま…

増量効果

2010年の10月も下旬となった。 抗パーキンソン病薬であるビ・シフロールの増量処方(0.125mg錠×3錠/日)後、1週間が経過した事になる。 確かに増量の効果を感じるが、実感するまで1週間を要した。 自覚症状は殆ど消え、脂汗もかかなくなった。 ただ残ってい…

胃カメラを飲む、否、吸う?

今回の巨大地震で被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 ―――――――――――――――――――――――――― 2010年10月下旬、脳神経内科と同じ総合病院の消化器科を受診する日であった。 胃カメラの結果をきく日だ。 今回は経鼻でお願いした。 経口の場合は(カメ…

パーキンソン病患者の日常生活は?

さて、パーキンソン病(多系統萎縮症の可能性もある)を発症した私の日常生活を、ADLやQOLの観点から紹介してみよう。 歩行障害や姿勢反射障害で困っていて、普段の生活にもさぞかし支障が・・と、ご心配の読者もおられるかも知れない。 しかし私の場合はど…

治療費の問題と再処方

診察の途中、こんな会話もあった。 T医師:「今、○○歳ですね? あと○○年で、(会社は)定年ですね?」 私 :「役員なんで、定年は無いんです。 辞めたい時が、定年です。」 これだけの事であるが、収入(=治療費の負担)への配慮だったのであろう。 事実、…

血液検査の結果に2つの「H」が・・

前回(2010年9月中旬)の診察後に実施した血液検査の結果をコンピュータのモニターで見ていたT医師は、それをプリントアウトして私に渡してくれた。 その評価については、T医師から特別なコメントは無かった。 帰宅後改めて見ると、「H」が2つの項目に付いて…

やはり、パーキンソン病なのか? それとも・・

この段階で、T医師は現在の私の症状がパーキンソン病のごく初期である可能性も考えた様である。 それは、私の症状が、同病の4大兆候(震顫、筋固縮、寡動・無動、姿勢反射障害)のうち、現在は 「1.5から2(つ)の兆候が出ている段階なんですよねぇ・・」(…

再診

2010年10月中旬、その総合病院の脳神経内科にて、T医師の再診を受けた。 16:30からの診察予約であったので、妻の運転で病院に行った。 診察に当たっては、この5週間の症状の変化(既述)や患者コンプライアンス(薬剤の服用状況)、気になる副作用の有無を説…