グアム旅行3―何だ!?! コイツ!
続いて妻の順番になると、その入国審査官は、
「ユビ、オヤユビ、ヒダリテ、カオ・シャシン」
と、言っている・・
(何だ!?! コィツ、日本語(の単語)を話せるじゃないか!!!)
と、自分の英語力を試された気分になった。
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成田で預けたトランクをターンテーブルで受け取り、予め機内で書いた税関申告書を係官に渡すと、入国手続き完了である。 出口では現地スタッフが待っていて、旅行社の窓口に案内してくれた。 そこで厚い封筒を受け取ると、別のスタッフがシャトルバスへと案内してくれた。
現地時間で夜中の2時である。 (日本との時差は1時間。 グアムのほうが進んでいる。)
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バスには数組の日本人がいたが、いくつかのホテルを巡回し、自分たちの予約したホテルに着いたら、既に乗客は私達だけになった。 バスから降り、トランクを受け取りロビーに進むとフロントの男性が手で四角を描き、封筒を見せる様ジェスチャーで示した。
そう、封筒の裏にはホテル名・ゲスト名・部屋番号が書いてあるのだ。 男性はその番号の部屋の鍵を渡してくれた。 見ると「3527」だ。
案内に従ってエレベータに乗ると、全ての部屋が3000番台なので、頭の3はこの建物を意味するのだろう。 次の桁の5は、6階を意味する。 そして最後の「27」がその階の部屋番号である。
「5階の間違いじゃないの?」
と思われた方もいるだろう。 でも、エレベータのボタンをみてみると、
L(ロビー)、G(グランドフロア)、2、3、4、5・・
となっている。 米国なのに、ここだけ英国風である。
http://img.pics.livedoor.com/011/0/7/0709c868fa8ed78de21e-1024.jpg
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ホテルの室内に入り、ベッドの上に倒れ込んだら、もう動けない。 シャワーを浴びる元気もなく、トランクからパジャマを出して、泥の様に眠り込んだ。 疲労困憊とは、将にこのような状態なのだろう。 ただ、翌朝の集合時間に遅れない様、携帯電話のアラームをセットするのは忘れなかった。