パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ミニ旅行(前編) − 柴又に寅さんを訪ねて

2011年6月中旬、某ハウスメーカーの日帰りバス旅行に当選したので、妻と出掛けた。 葛飾柴又の旅である。 12:30分の出発なので昼少し前の電車に乗り、集合駅に到着してみると、既にバスは道路脇に待機していた。 車内に入り着席すると、急に出発が待ち遠し…

純粋なパーキンソン病?

あの恐ろしい眩暈の事が、未だに頭を離れない。 それは、疾病の成り立ちやその構造にも関係するからである。 勿論、私の病気はパーキンソン病である事に、間違いはないであろう。 でも、「純粋な」パーキンソン病なのだろうか? 眩暈の発生以来、そんな事を…

古巣の友人

2011年6月中旬、以前勤務していた会社の後輩から、メールが入ってきた。 当時の友人が定年退職を迎えたので、お祝いの会を催すと言う。 電車に20分ほど乗り、案内メールに添付してあった地図の通り歩いた。 行きは、意識して歩いていたので、「普通」であっ…

園芸の好機

2011年6月上旬、久々の好天に恵まれた日となった。 貴重な梅雨の晴れ間である。 この所週末が雨だったので、芝刈りの好機だ。 朝食後、8時半から早々に芝刈りに着手した。 これは、一日を掛けて、ユックリとやるためである。 でも、思いの外、好調だった。 …

この世の終わりか? − 恐怖体験

2011年5月の下旬のある日、午前3時頃、目が醒めた。 トイレに行こうと、クルっと起きた。 普段は柱に掴まりながらソーっと起き上がるのに、なぜかこの時は・・ それがいけなかったのか、眩暈(めまい)を感じた。 いつも通り柱に掴まりながら何とか立ち上が…

増量効果が現れる

2011年5月中旬、ビ・シフロール増量4日目となった、 この頃から増量の効果を感じ始めた。 ふらつきや突進歩行現象が緩和してきた。 しかし、2月中旬〜4月上旬頃までの充実感には、至らない。 ビ・シフロールの増量だけでは(脳神経細胞の脱落による症状の出…

バレてしまった!

妻と私は椅子から立ち上がり、ジャケットを着用して手荷物を持ち、I医師にお礼の挨拶をした。 そして診察室を出て、扉をそーっと閉めながら退室をした。 約30分間の診療時間であった。 後で妻が教えてくれた事であるが、私が退室する後ろ姿を見たI医師が、妻…

処方

I医師は、私のメモにある症状の変化記録を眺めながら 「○○歳ですよねぇ・・」 (I医師) と独り言を言い、 「ビ・シフロールを現在の1mg(/日)から、1.5mgに増やしてみましょう」 (I医師) と私に告げた。 T医師の最終診察日の説明通りである。 更に 「も…

破顔一笑と記念撮影

I医師はデジカメを私の顔にむけた。 そしてコアラと写っているその写真を私の顔の横に並べる様に私に促したのである。 そして、 「(撮った写真を)Tに送りますから」 (I医師) と言い、 「ハイ、笑ってぇー・・」 (I医師) と、笑顔を催促したのである。…

T医師の話題とコアラ抱っこの写真

更に話は、メモにある服薬率の事に転じた。 そこにはこの8週間で処方薬を飲み忘れた3回の日と、飲み忘れた時の自覚症状を書いておいた。 これにはI医師も感心し、 「こんな事まで書いてくる患者って、初めてです・・」 (I医師) と、小声でつぶやいた。 私…

歩行と姿勢保持のテスト

その後、指鼻試験(検者が患者の顔の前に人差し指を出し、患者の人差し指で検者の指先と患者の鼻先とを往復させる)を左右の指で実施した。 これが小脳のテストである事は、既述した。 勿論、普通にできた。 I医師は椅子から立ち上がり、私に 「では、(診察…

構音障害と筋固縮

I医師はペンライトで私の口を覗き込み、喉の動きや舌を診て、きっと構音障害の程度と原因とを観察・推定しているのだろう。 I医師が 「声を出しずらいんですか?」 (I医師) と尋ねたので、以下、次の様な問答が続いた。 「えぇ・・ 聞き返されると、(ち…

ふ、不整脈???

I医師は私の左手で脈を診ながら、 「不整脈・・ って、言われた事はありませんか?」 (I医師) と、私に尋ねた。 毎年会社の定期健康診断で心電図を撮っているが、何ら指摘を受けた事もない。 実際、私はその心電図を見てもいるのだ。 そこで私は言われた事…

血液検査での問題

私は早速、この8週間の症状の変化や質問を記載したメモを渡した。 I医師はざっと目を通した後、前回診察時の血液検査結果をモニターに映し出し、私にこう尋ねた。 「検査(採血)をしたのは、食後でしたか?」 (I医師) メモには、前回実施した血液検査の…

新任医師との出会い − キャー、可愛い!!!

2011年5月上旬、8週間ぶりの診察日となった。 その総合病院のホームページの脳神経内科・外来担当医表で、予め新任医師の診療曜日と時間とを調べておいた。 その結果、I医師が担当である事が、直ぐに分かった。 そもそも女性医師は二人しかおらず、その内一…