パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

痛っ!(続)

 5月のGWが終わり、日常が戻りかけた同じく5月上旬、椅子に座っていて、椅子からコケてしまった。 え? それなら、直ぐにお尻を床に落とせば、大丈夫だろう・・ですって??? 

 

それが、肘掛け椅子だったのです。。

 

   https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20210618/20210618063015.jpg

 

これだと、逃げようが無い。 と言うのも、前にはパソコンの乗っている台があり、後ろには、背もたれがある。 左右方向には、肘掛けがあるので、直ぐには抜けられない。 では、残る上方向は? 下には、座面がある。 残る上方向に逃げるためには、何か、デバイスが必要だ。 

 

まぁ、安定している椅子なので、これが倒れるなんて、考えもしなかった。 しかし、私が、椅子の右の床上にあるものを拾おうとした時、左側の(椅子の)脚が、「フワッ」と浮いたかなぁ・・と思った時には既に、倒れ始めていた。 

 

それでも、この辺の記憶は無いのである。 次に覚えているのは、床に顔を打って、うずくまった状態である。 きっと、迫り来る床に、思わず顔を右に向けたのだろう、顔の左側が、「痛っ!」と感じた。

 

慌てて私を起こしてくれる、妻が、

 

   「何やってんのよぉ・・」

 

と言われても、答え様がなかった。 

 

    「(この痛みは、出血したかなぁ・・)」

 

と思って、鏡を見ると、左の眉毛の外側(=左側)に、しっかり、瘤(こぶ)が出来ていた。 まぁ、

 

   「(それ位は、仕方ないかぁ~0)」

 

と思えたが、問題は、その瘤中の血液の行方である。 柔らかい組織を巡って行くのである。  例えば、血液は、一旦、右(=目頭)に向かい、目頭を降り、今度は左に進む。 つまり、目を取り囲む様に、赤紫色になるので、目がパンダの様になる・・  え? パンダ目が分からない・・ですって!?! 仕方ないなぁ・・

 

   https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20210624/20210624073741.jpg

 

え? 余り、大した事ない・・ですって!?! そりゃそうでしょ! 最悪な時期は、余りにもショックなので、治りかけた頃の写真にしたのですから・・

 

流石に、これではおかしいので、サングラスを掛けて、リハビリに行った。 すると、担当のI士が、

 

   「医者には、診せましたか?」

 

と訊くので、私は、正直に、

 

   「いいえ、まだです・・」

 

と答えた。 すると、彼は、

 

   「診て貰えるかどうか。センセ(=N医師)に訊いて来ますねぇ!」

 

ト゚言って消えた。 そして、暫くして、

 

   「診てくれるって!」

 

と嬉々として、言うのである。 こうして私は、N医師の予診を受ける事となった。