パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

痛っ! (予診)

 

「こうして私は、N医師の予診を受ける事となった。

 

え? なぜ「診察」でなく「予診」なのか・・ですって!?! それは、今日はリハビリに来ているので、健康保険が使えないのである。 つまり、N医師によるボランティアである。

 

そこで、N医師は、私の左膝の下に指を立てて揉み、

 

   「どうですか、痛いですか?」

 

と訊いた。 これに対して、私が、

 

   「ハイ、痛いです」

 

と答えると、N医師は小声で、

 

   「蜂窩炎(ほうかえん)を起こしてるなぁ・・」

 

と言って。看護師に何かを指示した。 看護師は、一旦下がって、何かを持って来て、私に向かって、こう言った。

 

   「おでこ、失礼しま~す」

 

そう、非接触型体温計だ。 彼女は、おでこで測温し、

 

   「36.6°ですぅ」

 

ト゚言った。 それを聞いたN医師は、

 

   「(うん、左脚の炎症は、全身には及んでいない様だ)」

 

と思ったに違いない。  そして、最後にこう言った。

 

   「明日、朝一(番)で、H先生に。診て貰って、ね!」

 

と。 H先生とは、ここ・N整形外科の常勤医師である。 一方、N医師は、週に2日程、不在となる。 どこかの整形外科で、非常勤医師でもやっているのだろう。 そして、明日は、その不在の日なのである。

 

因みに、今日はリハビリの日だったので、一人であった。 車椅子は、「リハビリ助手」にお推して貰った。