パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ547 ― 3月のリハビリ(2)

 

さて、3ヶ月毎の「運動能力評価」の内、パイプ椅子か立ち上がり3m先のマーカーを回って往復し、元の椅子に座るまでの時間を測定するもので、合格は、10秒以下だ。 

 

まぁ、過去には10秒を切った事もあるけれど、それには条件が揃わなければならない。 その条件の一つが。担当がK士でない事である。 理由は、下記URLの「3月のリハビリ(1)」の冒頭に書いた。

 

https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2021/04/11/000214

 

I士は、リハビリ室内で少し広めの所に折り畳み式のパイプ椅子を置き、再びポケットからメジャーを出して測り、そこから3mの位置にマーカーを置いた。 そして、私にこう言った。

 

  「じゃあ、始めましょう。 私がカウントダウンをしますから、0で出発して下さい」

 

と。 実は、そこで私は、チョンボをしてしまった。 それは、彼がカウントダウンのために、ストップウォッチを見ているので、ちょっとお尻を上げていた事だ。 これは、前回、椅子から立ち上がる時に、失敗してしまったからである。

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2021/01/13/120838

 

今回はその様な事が無い様にしたのだった。 そして、I士のカウントダウンに従って、カウント0(ゼロ)で出発した。 私は、出来るだけ速く走った。 それも、転倒やスリップに気を付けながら・・ そして、出発時と同じパイプ椅子に、半ば、ドスンと、腰を落とした。

 

そして、I士が言った。

 

   「速いですねぇ・・ 6秒91でしたよ!」

 

と。 それを聞いて、私は

 

   「(チョット、やり過ぎたかな?)」

 

と思った。 すると、リハビリ助手のS嬢が、

 

   「(一体、何やってんの?)」

 

と言う表情でやって来た。 実は、復路でリハビリ室の反対側にいるS嬢が一瞬、見えた。 彼女は、呆気に取られた様な、ビックリした様な表情をしていた。 まぁ、それも無理はない。 と言うのも、

 

  •  リハビリ室では、速く動く人はいない。
  •  速く動いているのが、普段から動作緩慢の患者(=私)である。

 

だからだ。

 

   ―――――――――――

 

最後は、片脚立ちだ。 これは、高さ40cmの椅子から、片脚で立ち上がるものだ。 残念ながら、左右どちらも出来なかった。

 

結果、3勝1敗となった。 これまでは、2勝2敗だったので、一応、納得だ!!!