パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ548 ― 3月のリハビリ(3)

 さて、週の後半のリハビリは、K士が担当だ。 彼は、理学療法士の中で、私の事を最も考えてくれている人だ。 例えば、私と同じ病気(=進行性核上性麻痺)の患者がどんなリハビリを受けているのか、本や文献で調べてくれている様だ。 例えば、

 

   「歩き始めにすくまないために、一歩後退して(=後退歩を入れて)から前進する・・と本に書いてありました」

 

と。

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/03/11/090347

 

彼は、私への施術の際、方針を述べる事がある。 例えば、

 

   「今後は(関節の)可動域を拡大するリハビリをやりましょう」

 

とか、壁に踵(かかと)・お尻・背中・後頭部を一度に付けるストレッチでは、

 

   「後頭部が壁に付く様になるのが目標なんです。 あ、その時、顎(あご)は、十分、引いて・・」

 

等である。 また、彼は、私の良い所を褒めてくれる。 例えば、

 

台の上で四つん這いで、対角の手足(右腕と左脚、左腕と右脚)を水平まで持ち上げ、5秒間キープする。 私がそれをこなすと、彼は、こんな事を言った。

 

   「左右とも、チャンと出来ますね!」

 

と。 私は、それが普通だと思っていたので、の顔を見た。 すると、彼は、続けた。

 

   「いやぁ、片側しか出来ない人も、結構多いんですよ・・」

 

と。 私は、その事を意外に思ったが、彼にとっては、私が(左右対称だったのが)意外だったのだろう。

 

後は、そのバランスが上手く出来ると、必ず、褒めてくれた。 また、私が上手く歩けた時も、

 

   「歩くのが上手くなりましたねぇ・・ 足もすくまないで」

 

と褒めてくれる。 人間って、褒められると、やる気が出て来るものだ。(><)