パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ542 ― 12月のリハビリ

 2020年も12月の下旬になったので、今月のリハビリ様子を報告しよう。

 

先ずは、週の前半。 担当は、日替わりだ。 実際には、I士、I士、T士、T士であった。 (I士の連続は、珍しい。)

 

この内、12月最初のI士の時に、例のリハビリの到達目標のテストが実施された。

 

先ずは、椅子から立ち上がって、3m先の目標物を廻って、元の椅子に座るまでの時間を計測する例のやつだ。 準備が出来たら、出発していいらしい。 私は、I士がストップウォッチを押す準備をしているのを見てから、杖を脇に置いて、椅子から立ち上がって・・ 否、立ち上がろうとした。 しかし、失敗して、椅子の上で軽い尻餅を搗いてしまった。 2度目は、ちゃんと立ち上がって急いで廻った。 すると、I士が、

    

   「早いねぇ・・」

 

と言い、更に、

 

   「10.4秒だよ! もし、最初の(尻餅)が無かったら・・(10秒を切ったね!)」

 

と言い、過去のデータと比較し始めた。 彼は、前回の値(19秒)と比較した。

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/11/08/090751

 

きっと、

 

   「(随分と、値が違うなぁ・・)」

 

と思っているに違いない!?! そこで、私は、

 

   「その前の値は?」

 

と言ってみた。 そこには、「9.91秒」があるハズだ。

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/07/09/061437(の中頃)

 

まぁ、彼はその値を見て、納得した様だった。

 

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続いて、腕伸ばしをやった。 15cmの基準に対して、25cm出来たヤツだ。 彼は、私を壁の近くに誘導した。 そして、彼は、伸ばす前として、壁紙の模様を用い、

 

   「両手の指の先をくっつけて、(腕を)目一杯伸ばしてください」

 

 と言った。 以前は、片手だったものだ。 片手なら出来たものも、両手だと出来ない事がある。 例えば、バランス。 両手だと、バランスを取り難い。 そのため、片手だと25cmできたものが。両手だと21cmしか達しなかった・・ まぁ、それでも、目標の15Cmを超えたから、ま、いいか!?!

 

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後は、床から40cmの高さからの片脚立ちであるが、「出来ないだろう」と、試すチャンスすら、与えられなかった。 まぁ、実際には出来ないけど・・ (滝汗)

 

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続いて、週の後半はK士が担当だ。 彼は、リハビリの最後の方に、壁に踵・お尻・背中をくっつけるストレッチをやる。 そしてその時、後頭部も(反って、)壁に着かせるのが目標だと言う。 そこで私は、目一杯反った時に訊いてみた。

 

   「あと、どれ位で、着きそうですか?」

 

と。 すると彼は、

 

   「あと、これ位です」

 

と言いながら、親指と人差し指の間隔を4~5cm開けて見せた。 私は、直感的に、

 

   「(ウソだぁ、もっとあるはずだぁ・・)」

 

と思った。 しかし、これも、

 

   「(あと、もう少し頑張れば、達成できる!)」

 

と言う彼なりの配慮なのかもしれない・・