診療025 ― 202011(2)
f医師は、A4サイズのパンフレットの様な紙を出して来て、説明しながら私に渡した。 そこには、写真1葉とイラスト2葉とが載っていた。
- 写真は、パーキンソン病患者の背の下部を写したものであるが、胸椎から腰椎にかけて、ヤケに、背骨が出ている。 f医師はこれを、「パーキンソン病になって運動量が減ると、傍脊柱筋が痩せてきて、背骨が出てきちゃうんだ」と説明していた。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20180907/20180907233907.jpg
- 男性が四つん這いになって、顔を天井に向けている。
- 床の上で、女性に足を押さえて貰っている、うつ伏せに寝そべっている男性が、思いっ切り反って上半身を持ち上げている。
この内、f医師が薦めるのは、うつ伏せになって、胸を反らすものだ。 これを1日3回、食事前に、何回か反って、5秒間保持する・・と言う。 何回、反ったら良いか・・と言うと、痛みが残らない程度らしい。 つまり、無理をしない事が、長続きさせるコツだと言う。
結局、リハビリと言うものは、毎日、コツコツとやるものの様だ。
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さて、メモの続きである。
(2) 処方上の希望について
- 現行処方の継続をお願い申し上げます。 また、「これは、どうかな?」と思える薬剤がありましたら、試して見たいと考えています。
(3) 血圧の測定結果について (アムロジン5mgの処方結果の検証)
- 前回診察日(9月〇〇日)~昨日(11月〇日)の起床時及び就寝時の血圧は、次表の通りであった。
|
起床時 |
就寝時 |
||||
日数 |
23 |
23 |
23 |
25 |
25 |
25 |
項目 |
脈拍数 |
脈拍数 |
||||
単位 |
mmHg |
mmHg |
pulse/min |
mmHg |
mmHg |
pulse/min |
平均値 |
129 |
80 |
72 |
129 |
84 |
76 |
8.7 |
6.0 |
8.6 |
6.2 |
5.3 |
8.1 |
|
最高値 |
148 |
95 |
88 |
141 |
98 |
93 |
最低値 |
108 |
70 |
61 |
116 |
73 |
62 |
唯、(2)において、新規薬剤をオネダリしてみたが、医師の立場としては、(患者を実験動物として使っているみたいで)中々、難しいものと思われる。
それに、妻も、
「センセ、何か良いお薬、無いんでしょうか?」
と訊いたが、f医師からは、
「それが、無いんですよぉー」
と言う回答だった。