パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

家族旅行 (1)

さて、いよいよ、家族旅行に行く日がやって来た。 以前、書いたが10月17日、18日と、群馬県の○ぶつか温泉に一泊の予定で出掛けた。

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/10/27/092359

 

17日出発なので、子供達は、前日の16日に集合した。 前日と言えば、妻が市内の社会福祉協議会に行って、車椅子を借用してきてくれた。 勿論、無料である。

 

さて、17日の朝、出発となった。 運転手は、妻と長女である。 二人が前の席に座り、長男と私が、後部座席に座った。 え? 家族なら、過日入籍した長女の旦那は? ・・ と思われた方がいらっしゃったら、座布団一枚! そうなんです、一応、長女からお誘いは掛けたそうなんですが、遠慮してか、

 

   「貴女達だけで、行ってらっしゃい」

 

と言ったとか? まぁ、つい先日まで他人だった人達と旅行に行くのでは、お互いに気を使うからだろう ・・と言う訳である。 

 

で。午前10時比、出発した。 今日の目的地は世界遺産である「富岡製糸場」である。 まぁ、途中ランチを摂りながら・・

 

高崎まで来たら、お昼を食べて行こう・・となった。 大体、何を食べるかで決まらないのが通例である。 すると、長男と長女とがスマフォで調べ始めた。 ま、カーナビにも検索機能はあるが、運転中は操作できない様になっている。

 

まずは大分類からである。 そして、

 

   「例えばぁ・・ 和食とかぁ、中華(料理)とかぁ、フレンチとかぁ・・」

 

と言った所で、妻が、

 

   「フレンチにしよう!」

 

と言った。 妻は、ファミレスには、行きたくなかったのである。

 

そこで。信号等で停車している間隙を縫って(笑)、助手席から、フレンチレストランの電話番号をカーナビに入力した。後は、ナビ通りだ。

 

すると、市内から、結構、離れた郊外に行った所で、カーナビが

 

   「目的地に近づきました。 案内を終了します」

 

と言うので、前の席にいる妻と長女が探したら、30m程先に看板を見つけた。 朝から降り続いている雨が、丁度、小降りになったので、車をレストランの入り口に一番近い所に付けて、傘を使わず、店内に急いだ。

 

中に入ると、入り口に一番近い席に案内された。 きっと先に入った子供達が、母から、

 

   「(入り口から)一番近い席を予約してきてね!」

 

と言われたのであろう。 実に、私は妻の介助を受けて遅れて入店したので、正解であった。 早速、ランチを4つ注文したが、長男のみ肉で、残りの3人は魚だった。 まぁ、デザートは、主菜を食べてから、その時のお腹のスペースを考えて、後からオーダーする事とした。 

 

前菜としてサラダを頂き、パン(各人に小さいクロワッサンと、フラスンスパン)が来ると、いよいよ、主菜だ。 先ず、長男の肉が来て、それから、魚が残りの3人に来た。

 

魚はサーモンで、厚くてフックラしていて、旨い! それに掛かっているソースの味と相性がピッタリだ。 そのソースは、赤と緑のピメントや白いナスが、1cm程の角切りで入っていて、これだけでも旨い。 所が長男のオーダーした肉は、厚みが1.5cm程あって、グレービーの様なソースが掛かっていて、もっと旨そうなのだ。 私は失敗した・・と思ったが、後で長女もそう思ったらしい事を知った。 その後、ヤッパシ、デザートを全員注文した。(笑) 本日のデザートはクリームブリュレとドリンクらしい。 飲み物として、私がエスプレッソを注文したら、店員は、

 

   「○○は、どちらの方(のご注文)でしょうか?」

 

と訊かなくても、チャンと配膳した。 流石、プロである。 そういえば、お客から入ったオーダーを厨房の男性に伝える時は、流暢なフランス語であった。 もしかしたら、夫婦で、ご主人がフランンス人だったりして・・等と思ったりした。