パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ540 ―  10月のリハビリ(2)

その次は、例の3m先の目標物を回って何秒で帰って来られるかを測定するものだ。 前回、目標の10秒を割って、9.91秒で回って来た、例のやつだ。

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/07/09/061437(の中頃)


彼は、3mをメジャーで測って、テープを床に貼った。 そして、椅子と目標物を置いた。 更に、ストップウォッチを持って、

 

  「さぁ、準備は、いいですか? スタートしますよ・・」

 

と言って、ストップウォッチを押す準備をした。 私は、

 

   「(よおし、8~9秒台で、回ってやるゾウ!)」

 

と思い、彼の、

 

   「ヨーイ、ドン」

 

を聞いて、勢い良く飛び出した。 すると、K士は、慌てて

 

   「違いますよ、大きくユックリですよ!」

 

と言った。 それを聞いた私は、ブレーキを掛けて、大きくユックリ歩いた。 そうしたら、22秒だった。 2回目は、初めから大きく素早く歩いた。 その結果は、19秒だった。(汗)

 

これでは、10秒以内なんて、到底、無理だ。 残念! これで、この体力測定は、合格ラインに到達するのは不可能に近い・・

 

つまり、1勝3敗を覚悟した。 しかし、現実には2勝2敗だった。 じゃあ、片足立ちは、どちらかの足で出来れば○なのか? いや、×だった。

 

じゃあ、なぜ???

 

それは、体脂肪率である。 つまり、体重測定の時に乗った体重計が、体重と同時に測定できる物だった。 では、その値は? 22であった。 そして、その値が、私の年代の男性の値の範囲内にあったのだろう・・

 

    ――――――――――――――――

 

彼は、私に

 

   「バランスが、良くなりましたね」

 

と言った。 それは、四つん這いになって対角の手足を持ち上げる時の事である。 と言うのは、この所、呼吸に合わせてやる(体幹強化のための)ストレッチの(一部の)代わりにこれをやっているからである。 まぁ、このトレーニングは、散々、総合病院でやったからでもあるが、その事は、言わなかった。

 

後は、最終週に、

 

    「大分、体が、柔らかくなりましたねぇ」

 

とも評した。 それを聞いて、私は

 

   「(‘ヤッパ、直ぐに効果は現れなくても、毎回、キチンとコツコツやって行く事が大切なんだ)」

 

と思った。