パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

家族旅行 (8)

 

で、当初の予定では、スネークセンターを30分程で見学し、続いて「三日月村」にでも寄ってから、昼食にするハズだった。 所が、スネークセンターに2時間もかかってしまった。 そう、時は既に 11時半・・

 

その結果、三日月村に行っている時間は、無い!?! 今から、昼食を摂る場所を決め、そこに行かなければならない。 また例によって、妻が子供達に「お昼、何が食べたい?」と訊くと、長女が、

 

    「昨日行った、フレンチレストランがイイ!」

 

と言ったが、遠いので、即、却下された。 と言うのも、三角形の2辺の和は、他の1辺より長いからである。(笑) それじゃあ、

 

   「○田市の名物がイイ!」

 

と言うので、具体的な食事を訊くと、

 

  「ソースカツ丼!!!」

 

と言う。 未だ、誰も食べた事が無いので、それに決まった。 またしても、ナビ頼りだ。 車は、すれ違うのがやっとの道から、広い道に出て、再び、街中の細い道に入ると、5分ほど走ったら、ナビが案内を終了する頃は、店舗が見えて来た。 

 

なぜ、目的の店舗だと分かるかと言うと、人気(ひとけ)の殆んど無い街中で、唯一、人だかりがあるからだ。 駐車場に車を置いて店舗に入ると、3畳位の「前室」があり、4~5人が待っていた。 我々は、名前と人数を書いて、置いてある群馬の旅行雑誌をパラパラと見ながら、順番を待った。 すると、20分程で呼ばれた。

 

中は、結構混んでいた。 そして、6人掛けのテーブルに案内され、メニューを渡された。 勿論、食べるものは決まっているが、バリエーションがある様だ。 そこで、長男と私は6個載せ、長女と妻は4個載せを注文した。

 

暫く待っていると、4人分が運ばれて来た。 結構な時間が掛かったと思ったら、全員分のが出来てから、出す様だ。

 

見ると、ドンブリに白飯が敷かれていて、その上にカツが4個ないし6個載っていた。 早速、その内の一つを箸で摘まんで口に運ぶと・・ 旨いっ!!! カツはどこまでも柔らかく、フィレ肉の様だ。 それが、1個1個ウスターソースの様な「タレ」に浸してあった。 結構ピリリとして、食欲が湧いて来る! そのため、白飯や千切りキャベツも進む。 見ると、皆、無言で頬張っている。 

 

やがて、皆の食事が終わり、お茶を飲みだした。 ま、順番を待っている人もいることだし、我々も先を急がなければならないので、皆、満足の上で店を出た。

 

いつの間にか、時刻は2時近くになり、明るいうちに帰宅するためには、そろそろ帰路に就かなければならない。 そこで、全員車に乗り、ナビを自宅にセットして出発した。