リハビリ518―機械を使ったリハビリの一時中止
さて、ほぼ1ヶ月間、圧迫骨折の話題ばかりだったが、リハビリも行った。 例えば、12月の第4週の前半はI士、後半はK士による施術を受けた。 では、彼らは、圧迫骨折をどう取り扱ったか?
彼らは、あたかも私に圧迫骨折がなかったが如く、施術を行った。 その理由は、妻の
質問に対するN医師の答えで明らかだ。
「あのぉ、センセ・・ 主人のリハビリは、どうしたらよいのでしょう?」
「普通でイイんですよ。 だって、手脚は正常なんでしょ?」
唯、K士は施術以外の運動療法については、次の様な判断を示した。 彼の判断は、
「ギプスをしているので、アクアベッドは止めときましょう。 ハイドロは、大丈夫でしょう。 エルゴメーター(自転車漕ぎ)は・・どうしようかなぁ・・ やってみて、痛かったら止めましょう。 あ、滑車はOKです」
と言うものだった。 そこで、私は先ずエルゴメーターに乗り、前方のハンドルを握った。 すると、上半身が前屈みになり、背中下部の最初の圧迫骨折による骨の出っ張りに当たった。 実は、S士に言いそびれた、ギプスの2番目の不具合を訴えるチャンスだと思った私は、こうリハビリ助手に伝えた。
「第二腰椎が痛いです」
と。 上手くいけば、
「(えっ? 痛いのは、第12胸椎じゃあなくって???)」
と言う事になり、ギプスが当たる事が明らかになる・・と理解してくれるのでは・・と。 と言うのは、エルゴメーターには、サドルの脇にもグリップがあり、こちらを持てば、ギブスは当たらない・・と思えた。
しかし、実際には、
「痛いみたいです」
しか伝わらず、エルゴメーターも中止になった。