パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

介護の診察(4)

さて、2020年6月、最初のリハビリの日であるが、同時にN,医師による、「介護保険の診察」の日でもある。 前回は、3月だった。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/04/09/065232

 

いつもの様に、9時40分発の送迎車に乗り、10分程でN整形外科に着くと、N院長の診察待ちの患者が、3~4人はいる。 診察室の中にもいるだろうから、全部で20分は掛かるだろうから、上手くすると理学療法士による施術が終わる。 まぁ、仮に20分だと施術は無理でも、機械を使ったリハビリなら可能だろう。と言うのも、エルゴメーター(自転車漕ぎ)が10分・アクアベッドが7分・ハイドロが1分・滑車が2~3分しか掛からないからである。

 

所が、皆、院長でもあるN医師に遠慮してか、

 

    「先に、〇〇を始めていましょう」

 

と言う人はいない。 そのため、診察が先になる事が殆んどである。

 

そんな訳で、診察を待っていると、30分程で呼ばれた。 車椅子の私は。助手のヘルプを得て、診察室に入ると、N医師がモニターを見ていた。 彼は、私が入ってきたのに気付き、

 

   「今日は、介護の診察だね?」

 

と言い、画面を見ながら、

 

    「何曜日に来てますか?」

 

と訊いた。 私が

 

「〇曜と〇曜です」

 

と答えると、N医師は画面をスクロールして、何かを確認している様だった。 そして、


   「(診察用の)ベッドに移れますか?」

 

と訊いた。 すると、看護師が私の背後に回り、車椅子のブレーキを外して、ベッドに斜めに着けた。 私は、自分でフットレストを外し、ベッドに上って、仰けになった。すると、N医師が、今度は、

 

   」足は、膝を曲げて、身体に寄せたら、お尻を持ち上げて見てぇ・・」

 

こ言うので、その通りにすると。看護師が、数え始めた。 

 

   「1、2、3、4 ・・ 59、60。 はい、もういいですよ!」

 

と言い。それを聞いていた彼は、

 

   「はい、1分ね!」

 

と言い。椅子から立って、私に近づいて来た。 すると、彼は、私の右脚を持ち。鉛直まで持ち上げた。 すると、私のハムストリングが悲鳴を上げた。 それでも私は、極力、平静を保った、 今度は、股関節と膝とを強く折り曲げ、膝を胸に近づけた。 更に、左脚でも同様の事をなった。 すると、N医師は、左脚のみ、膝を胸に近づけた状態で、

 

   「こっち側が固いから、良ーくストレッチをするとイイよ」

 

と言いながら、膝下の部分を、押し下げた。

 

こうして、介護保険の診察を終えたが、今回の診察は、(前回の手抜き診察と比較して)「普通」だった。 なぜだか、いろいろと考えた。 しかし、今回は、(医師にとって)気になる看護師がいたから‥位しか、思い付かなかった。