転倒と圧迫骨折(4)
N医師による診察が始まった。 N医師は。先ず、これまでの経緯を訊いた。 そして、私は、転倒の様子とM整形リウマチクリニックでレントゲンを撮り、第12胸椎の圧迫骨折との診断を受けた旨を答えた。
すると。N医師は、レントゲンを表示して訊いた。
「腰椎の2番目と、胸椎のどちらでしたっけ?」
どう言う事か・・と言うと、レントゲン像で圧迫骨折が2ヶ所あるのだ。 つまり、どちらが今回のか・・と訊いているのだ。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20130214/1360792140
私は、M医師の言葉をそのまま伝えた。
「(M先生は、)胸椎の12番目・・だと言っていました」
と聴きながら、デスク上の、フックに掛けてあるクリアーフォルダーの中のコピーしたものを示した。
「圧迫骨折を放置して置くと、こんな風になっちゃうよ。」
と言いながら、示したA4の紙には、3体の成人男性の図があり、1番左の図では男性が普通に歩いているを横から見たものであった。 中央の図も男性が歩いている横の姿だが、上半身が40度位曲がっている。 更に、1番右の図はもっと衝撃的である。 上半身が80~90度位曲がっているので、ほぼ水平に近い。 そう言えば農家の高齢女性で、腰が80~90度曲がったままの人を見た事がある。
後は、別のコピーで示したのは、圧迫骨折した骨が図の中央にあり、その上下の背骨まで(2次的、連鎖的に)圧迫骨折してしまうよ・・と言う警告だった。
「こうならない余に、チャンとコルセットで保護する必要があるんです」
と言うことだった。 そして、その週に型を取り、翌週の同じ曜日に完成品の装着の練習をすれば、正月休み中も安心だ・・と言う訳なんだ・・と思えた。 そこで、今から5年~10年後のADL/QOLの維持・向上のために、コルセットを注文しよう。
しかし、コルセットが完成するまでの10日間はどうしたら良いのか? 急性期なので、その間の治療は、とても重要だ。 そうしたら、ギブスを作るらしいのと、電気を当てるらしい。
先ずは、ギブス作りだ。