パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ521―すくまない歩き方(1)  

 

さて、今日は週の後半、K士によるリハビリの日だ。 N整形外科の送迎車に乗り、駅前のバスロータリーに着くと、運転士が携帯電話で受付に私を車椅子で迎えに来る様、連絡を入れる。 やがて、車椅子が到着すると、私はそれに乗り、エレベーターでN整形外科に着く。

 

血圧、脈拍、体温を測定して、K士の施術を待つ。 すると、施術中のK士は、未だ(前の患者の)施術が終わらないので、先にマシンを用いたトレーニングを先にやっている様、リハビリ助手に指示する。 エルゴメーター(=自転車漕ぎ、負荷40w)を10分間、ハイドロ(10回)を約2分間、滑車(20回)を約3分間、やりながら、施術の順番を待つ。

 

そう言えば、圧迫骨折前は、エルゴメーターを40rpm位でやっていた。そして、少し頑張れば50rpmは楽勝だった。 しかし、圧迫骨折直後は、30rpmが普通、頑張って40rpm程度だった。 やはり、絶対安静は体力(筋力)を奪っていたのだった。

 

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さて、今日の施術者はK士である。 彼は、私の機械を使ったリハビリ後に、リハビリ助手に私の順番である旨を告げた後、私の傍にやって来て、

 

   「さあ、向こうの台まで、歩いて行きましょう」

 

と言って、施術を開始した。 まぁ、施術の内容は前半はいつもと同じであったが、後半は違った。 後半では、私の主訴のひとつである、すくみ足の対策をやる・・と言う。

をして。それを終えた時点で、またコピーをくれると言う。 きっと、前回の時の様に。

 

  http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/12/22/120506

 

では、その方法と? 「カニ歩き」である。

 

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K士は、私に室内歩行用の歩行器(セーフティーアームウォーカーハイタイプ グリップ付き)を出して来た。 そして、私にそれにタンバイする様言い、私が枠の中に入ると、そのまま横に進んで見る様に言った。

 

オイオイ、それは違うだろう・・ だって、ケアマネージャーのMさんと、歩行器の試用見本を3種程持参した株式会社〇マシタのSさんが、我が家に来て、私が歩行器の種類毎の試用にコメントしていた時、私が四つ足の歩行器を使って、家の中を歩いて、ソファーとコタツの間の隘路で横歩きをして、

 

   「狭い所は、(こうやって、)カニ歩きをすればイイんですか?:

 

と訊くと、Mさんが、

 

   「(そのツールを使っての横歩きは)有り得ない」

 

と言うのである。 それなのに、K士は、

 

   「横歩きをせよ」

 

ろ言う。 一体、どっちなんだろう。

 

ま、それは別として、私が、例えば左に進むとすると、

 

  •  歩行器を左に運ぶ
  •  左足で左にステップする
  •  右足をステップする事により、左足に揃える

 

つまりこれを、1・2・3、2・2・3、3・2・3、4・2・3・・とワルツの様に繰り返してみた。 すると、彼は何も言わなかった。 きっと、彼が考えていたものと一致していたのだろう。