パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒と圧迫骨折(7)

 

さて、話は多少前後するが、12月第3週の末に、コルセットの「採型」の日があった。 つまり、オーダーメイドなので、体の型を採るのだ。 時刻は2時半から、時間にして30分位という。 所が当日は4時半から、妻に仏事があるので、4時頃までには終わりたい。 そのため、2時半から1番にやって欲しい。 更にそのためには、早く並んで早い順番を取る必要がある。

 

そこで、13時50分の受付開始には、到着している必要がある。 そこで、13時40分には到着した。 すると、既に12~3人いて、室外のソファーに座っていた。 妻と私は、受付から一番遠い、空いているソファーに座った。

 

受付開始を待っていると、奥の方から、オジサンが何か棒を3本程持って出て来た。 そのオジサンは、照れくさそうに笑いながら、皆のほうを見て、エレベーターの方に歩いて行った。 すると、受付開始を待っている人達が小声で喋り始めた。

 

   「あれで、打ちっぱなしに行くみたいよ」

 

   「3時頃まで、帰って来ないみたいよー」

 

と。 つまり、あのオジサンはN医師で、3本程持っていた棒はゴルフクラブだったのだ。 そして、2時半の診療開始に遅刻する常習者の様だ。

 

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さて、1時50分の受付開始時刻となると、職員が扉を開け、受付開始となった。 我々は8番だった。 我々は、以前、ギプスを作った小部屋の近くで待った。

 

  http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/01/18/074215 

 

すると、2時50分位に呼ばれた。 え?  なぜ、2時半じゃないのか? ・・ですって??? いや、誰か私の前に誰かいた訳でもない。 きっと、準備に時間が掛かったのだろう。

 

で、小部屋に入ると、若い(と言っても、中年間近である)男性が待っていた。  名札を見ると、「○―ト○イル田中製作所 田中○○」とあった。 きっと、整形外科からの発注を受けて、コルセット等を作る職人なのだろう。 所属に自分と同じ苗字が付き、商号に株式会社や有限会社が付かない所から推察すると、運営は個人か精々家内工業だろう。

 

彼は床に新聞紙を敷き、私にその中央に立つ様促した。 そして、私の下着の上に布を巻いた。 更に彼は、丈夫なアルミパッケージに入った3本の棒を並べた。 彼は、パッケージから棒を出し、バケツの水に浸して軽く絞り、私の胴体に巻いていった。

 

ここからは、前回のギプス作りとほぼ同じである。 唯、違うのは、「ギプスには樹脂を使い、今回(の型採りに)は石膏を使っている」(田中氏)事らしい。

 

そして、最後に次回。コルセットを受ける時、その代金として66,7400円を持参する様、言われた。 但し、手続きをすれば、個人負担は1割になる・・という。 その手続きも教えてくれた。

 

尚、妻は、仏事には、十分間に合った。