グルタチオン点滴療法15~17
2018年5月のグルタチオン点滴は3回のみだった。 点滴も十数回目になると、色々と見えて来る。 例えば、サプリメントの種類の多さ! ラックにあるパンフレットだけでも、20種類はありそうだ。 どんなものかと言うと、
- ビタミン類 : ビタミンA、B群(+葉酸、ビオチン)、C、D ・・
- ミネラル類 : 鉄、カルシウム、亜鉛、マグネシウム ・・
- タンパク質 : (良質なタンパク質)
- 脂質 : DHA/EPA
- その他 : グルタチオン、酵素類
等がある、分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)では、「足りないものは、(サプリメントとして)補えば良い」と言う考え方がある様ではあるが、その中には「?」と思えるものは無い。
ただ、パンフレットの表現は、もっと「煽情的」(?)である。 その説明は、例えば、次の様な四段論法になっている事が多い。
- ① 最近、気になる症状は?(セルフ・チェック)
- ② その症状は、〇〇不足が原因(かも知れない)!
- ③ 〇〇は、人間の必須栄養素。 1日当たり、××mgは摂りたい。
- ➃ しかし、その量を食品から摂るのは大変。 でもサプリなら、こんなに簡単!
或いは、①と②が逆転して、
・② 〇〇は体内では、こんな働きをしている。
- ① だからそれが不足するとこんな症状が出やすい。
と言うのもある。 では、亜鉛で実例を見て行こう・・ しかも、前者の方法で。
- ① https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20180611/20180611233953.jpg
- ② https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20180611/20180611211058.jpg
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20180611/20180611211053.jpg
- ③ https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20180611/20180611211048.jpg
- ➃ 牡蠣(養殖 生)の20g/個なら23個、和牛肉(肩 赤肉)なら100gのを10枚、煮干し(5g)なら150匹のいずれかが毎日必要であるが、サプリなら4錠で済む。 (但し、1日に摂りたい亜鉛量を60mgとする。)
(出典:①~③は「分子栄養学研究所 2009.1」、④は「栄養計算:管理栄養士 大柳珠美」のパンフレットより)
亜鉛の必要量は③では10mg/日、➃では摂取量は60mg/日と差はあるが、これは後者が目標値である事と亜鉛の吸収率とに関係すると思われる。
どうだろう、①でいくつチェックが付いただろう? 現代人ならいくつか思い当たる様な定性的で主観に左右されそうな項目ばかりである。
また、前者のパンフレットでは、亜鉛の必要量について最大10mg/日、後者のパンフレットには、「毎日の食事から10~15mg摂取されています」とある。 つまり、普通の食餌を摂っていれば、十分なのである。
以上の2点が、私が「煽情的」とする所以である。