パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ431―輪投げは、腹筋運動

 

2018年7月、最初のリハビリ予約日となった。まぁ、リハビリに至るまでの手順は、前回のブログをご参照戴くとして、先に作業療法、後から理学療法を予定している。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/08/11/084701

 

担当は、夫々、M士とS士である。 そこで、いつもの様に外来リハビリ室の待合椅子に座って待っていると、M士が声を掛けて来る事になる。

 

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さて今日は、作業療法の一部を紹介しよう。 それは、輪投げを用いたものである。 勿論、以前やったものとは、本質的に異なる。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/06/10/095322

 

それには、先ず、台の上に仰向けに寝そべって、膝を持ち上げる。 例えば、彼は私の左側・腰の辺りに芯(=中心の棒)を置き、私の右側・同じく腰の辺りに私の方を向いて座った。 そして、彼自身の左側に投げ輪を積み上げ、右手で私の脚を押さえた。 

 

そう、彼が私の右手に一本ずつ手渡す投げ輪を受け取り、それを芯に通して行くのである。 まぁ、文字にするとこれだけだが、現実は結構大変だ。 と言うのも、床に寝そべった状態から、上半身を起こして、更に前屈しなければならないからだ。 これを投げ輪の数(約15本?)だけ繰り返すと、腹筋に疲労が蓄積して来る・・ つまり、これこそが輪投げを用いた腹筋運動だ。

 

ここで、大切なのは、呼吸法だと言う。 それには、先ず1回、腹式呼吸を行う。 つまり、鼻から4秒で吸って、口から10秒でユックリ吐く。 そして、次の1回で投げ輪を芯にかぶせる。 勿論、この時の後半の10秒で上半身起こしからの一連の動作を行う。 尚、この呼吸法は、ヨガのものと同じだ。

 

続いて、上記の腹筋の筋トレを、左右反対にして行う。

 

そして最後は、最も大変な腹筋の筋トレである。 それは、M士が開いた片手を、台の上で仰向けで立てた私の膝の少し後ろに置き、私は両手を合わせて上半身を持ち上げ、両手を彼の手に接触させねばならない。 しかも、出来て来ると、彼は自身の手を徐々に遠ざけている様な気がするのである・・ 流石にこの筋トレは10回のみで終わり、その後、

 

   「じゃあ、チョット休憩しましょう」

 

と彼が言った。 この時ばかりは、仰向けになって休んだ。

 

では、なぜM士は私の腹筋を鍛えようとしているのか? それは、私の姿勢が悪いのは、腹筋が弱いから・・と思っているからである。 私は寧ろ、背筋だと思うのだが・・

 

 

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その後、S士による理学療法の施術を受けて、この日のリハビリを終えた。