パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

長女の妊娠(2)

 長女の妊娠が明らかになった週の半ば、長女からLineが入った。 曰く

 

   「この次の週末、帰ってもいい?」

 

と。 勿論、OKの返事を返した。 すると、金曜日の夜、8時頃に帰って来た。 どうやって?

 

彼(旦那)が送ってくれた・・と言う。 彼は、長女を降ろして、帰ってしまったらしい。 お礼すら言うチャンスも無かった。 しかし、片道1時間半を、良く送迎してくれる人だ!

 

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なぜ、帰って来たのか??? それは「つわり」である。 非常に(?)強くて、モノが食べられない・匂いがダメ・・と言う典型的な「症状」である。  つまり、食事系が全くダメなのだ。  と言う事は、彼女を迎えるためには、彼女が飲食できるものを聞き出して、買い置きしておかなければならない・・ 

 

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彼のお母様は、

 

   「私は、つわりが全然無かったので、食べられない人の気持ちが分からない」 

 

と言ったそうな? お母様が妻に訊いた。

 

   「つわりは、どうでしたか?」

 

と。 これに対して、妻が、

 

   「私は、大変でした。 酷い時は、布団に寝てましたよ・・」

 

と答えた。 これを聴いたお母様は、

 

   「そう! じゃあ、〇〇さん(長女)が調子悪いのは、お母さん(妻)の遺伝ね!」

 

と言ったらしい。 そして、

 

   「〇〇さんが、一番休めて、甘えられる場所にいたら・・」

 

と言ったので、「実家」に帰る事になった・・と言う。 事実、帰宅した時は、蒼い顔して元気が無かった。 翌日は、パジャマのままで、終日、コタツでゴロゴロしていた。 そのためか、3日目になったら、少し元気が出て来た様だ。 さて、3日目には彼が車で迎えに来る。 そこで、彼にも夕飯を食べてもらう事にした。 

 

夕方、彼がやって来た。 そして、

 

   「匂いのしないものとして、今日は、海鮮丼にしたの。 他にも、匂いの立たないものばかりで・・」

 

と妻が言い、その後、皆が

 

   「頂きま~す」 

 

と唱和して、夕飯となった。 

 

さて、帰る時には、本人が食べられるモノとして、母親に買って置いて貰ったオレンジジュースのブリックパックとウィダーインゼリーの残り、それぞれ10パック程を持って帰って行った。 いやぁ、シッカリしている!?!

 

まぁ、向こう(調布市のアパート)に帰って、

 

「(口に出来るものが)全部無いと、困るから・・」

 

と言われると、親としては、つい、

 

   「そうだよ! 何でも、持って行きな!!!」

 

と言ってしまうのだ!?!