パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診療026 ― 202012(1)

 さて、もう、次の診察日がやって来た。 確か、11月に行ったばかりの様な気がする。 しかし、カレンダーを見ると、間違いない。(汗) あれから、既に5週が経過しているのであった。 そこで、妻の運転で〇〇中央クリニックに出掛けた。 

 

この所調子がイイので、車からクリニックには歩行器で、クリニック内は1本杖で動いている。 クリニックの中(待合室)には、3組の人しかいなかったが、その内、診察待ちは、一人だけだった。 

 

と言うのは、その時診察中の人を除いて、2番目に呼ばれたからである。 では、他の2組は? きっと、診察が終わって、会計(が出来上がるの)を待っているのだろう・・

 

さて、2時半の予約時刻に対して、2時40分頃に呼ばれた。 私が、軽く3回ノックした扉を、妻が右にスライドさせて、診察室に入った。 すると、f医師が私に訊いた。

 

   「どうですか? 転んでいませんか???」

 

 と。 私は、気まずそうに、

 

   「いいえ、2回程・・」

 

と小声で言いながら、転倒の様子を書いたメモを渡した。 そこには、次の様に書いておいた。

 

   ――――――――――――――

 

(!) 前回受診日(2020年11月〇日)以降のイベントや体調について 

 

  • ① ドプス600mg、シンメトレル300mg、ノウリアスト40mg、アムロジピン5mg、酸化マグネシウ99 は、ほぼ毎日、服用した。 (服薬量は、いづれも1日分)
  • ② 11月〇〇日、家庭内で歩行器を使用中、見切り縁に躓(つまづ)き、バランスを失って転倒。 左側の額に、小さな瘤。 その頂上から僅かに出血。
  • ③ 11月〇〇日、家庭内で椅子を跨(また)ごうとして転倒。 右側の額に擦過傷。 以降、毛糸の帽子を着用。(「12月12日(=長女の結婚式)までは、怪我をしない様に」と、妻と長女。)
  • ④ 11月〇〇日頃から半月以上、体調が良好になった。 そこで園芸(樹木の剪定や、生垣の切り揃え等)を実施したが、体幹が右に傾く事は、殆んど無かった。
  • ⑤ 12月〇〇日、ケアマネージャーの町田氏が来訪。 3ヶ月分の「サービス利用票別表」を持参した。 その時、私の体調良好に対して、不思議そうに「(私がやっている事が)好きな園芸だからかなぁ? あ、きっと12日に娘さんの結婚式があるからだ! 今度、13日にでも来てみようかなぁ・・」と(半分笑いながら)言った。
  • ⑥ 上記②、③以外に、転倒による出血は無かった。

 

さて、妻が④に関して、こんな質問をした。

 

   「あのぉ・・ センセ? 主人はこんな事(=園芸作業)をやっていてもイイ(=大丈夫な)んですか?」

 

これに対して、f医師は、

 

   「う~~ん・・」

 

と、少し考え込んだ。 そして、こう言った。

 

   「まぁ、転ばないように(気を付けて、やって下さい) ・・ それに、脚立等に登らない様に・・」

 

私はそれを聞いて、

 

   「(N医師とは違う考えだなぁ)」

 

と思った。 確か、N医師はこんな風に言っていた。

 

   「転ぶのは(病気で)仕方ないので、転んでも怪我をしないように」 

 

と。