パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診療019 ― 202004(1)

さて、2020年4月の診察日となった。 我々(妻と私)は、2時半の前 に到着し、4足の杖で正面の自動ドアから入った。 余り人はいない。 きっと、コロナウイルスのためだろう。 そのため、直ぐに呼ばれた。 因みに、家族による代理受診もある様だ。 人が少ない理由の一つだろう。

 

我々は、診察室に入り、私は、早速、いつものメモを渡した。 そこには、次の様に書いて置いた。

 

  • 前回受診日(2020年3月〇〇日)以降の体調について 

 

① ドプス600mg+シンメトレル300mg、アムロジン5mg、ノウリアスト40mg、セロクラール 60mg(いずれも1日量)は、(セロクラール休薬期間*後述を除き)ほぼ毎日服用した。

  • 介護保険による通所リハビリ(週2回)は皆勤している。 医療のリハビリは、休みがち。
  • 3月〇〇日、自宅・玄関付近にて、すくみ足により転倒。 右犬歯により、右唇の内側に受傷。 僅かに出血した。 原因は、セロクラール(?)による歩行の改善程、すくみ足には改善が見られなかった事による。
  • 3月〇〇日、ケアマネージャーが4~5月分の「サービス利用票(兼 予防サービス計画)」を持参し、私の様子を訊いて行った。
  • 3月〇〇日、車を福祉車両に買い替えるために、ディーラーの営業と打ち合わせを行った。
  • 4月〇〇日、甥が自宅に来訪し、トイレのリフォーム工事の打ち合わせを行った。
  • 4月〇〇日、長女の婚約者と彼の母親が来訪し、自宅で結納を執り行った。 準備や行事で疲れたが、何とかこなした。
  • ③の他、出血に至る様な転倒は、無かった。
  • 両足は、相変わらずむくんでいる。 

 

  (2) セロクラールの効き方について 

 

  • 2月〇〇日より、40mg/日で服薬開始。
  • 4週間後の3月〇日より、歩容が改善した。(既報)
  • 3月〇〇日より、60mg/日に増量した。
  • 改善から2週間半後の3月〇〇日頃より、ADLが低下した。
  • 上記低下後、セロクラールが効いているのか否かを調べるため、4月〇日より1週間程、休薬(予定)。
  • すると、5日目頃からADLが低下、そのため休薬期間を6日間で終了した。(以降、60mg/日に)
  • その後、未だ症状は改善されていない。

 

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以上を見て、f医師は、質問した。

 

   「転倒した時、歯は大丈夫でしたか?」

 

と。 これに対し、私は、

 

   「えぇ、大丈夫でした」

 

と、答えた。 実際、何とも無かったのであった。