パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ520―Sh士の教え

 

私が、四つ足だけの歩行器(=セーフティーウォーカーハイタイプ グリップ付き)をレンタルして暫くすると、ケアマネージャーから電話があった。 用件は、担当者会議の日程について・・である。 要は、担当者会議を開きたいが、A案とB案のどちらか都合の良い日を言ってくれ・・というのだ。

 

って、A案って、明日じゃないか!?! (B案は、その数日後だ。) オマケに、明日は、朝から、介護保険のリハビリがあり、その後、N医師による医療保険の診察と医療保険によるリハビリがある日じゃないか! もしA案なら、午後4時から・・と言う。 更に、自分(=ケアマネージャー)は、少し早目に行きたい・・とも!?!

 

そこで電話に出た妻が、その日は、N整形外科でリハビリと診察のある日だ・・と言うと、午後4時から4時半になった。 そして、A案となる場合は、その旨を(当日の!)朝、電話を入れる・・と言う。 どうやら、他のメンバーとの調整はA案で進んでいる様だ。

 

で、翌朝、結果、A案で進めたい旨の電話があった。 まぁ、「想定の範囲内」だ。(笑) そこで、先ずは、介護保険によるリハビリに出掛けた。 本日の担当はSh士だ。 彼は、色々と教えてくれるので、私の好みだ。

 

例えば、

 

「この動作は、〇〇に筋力を付けるためなんです」

 

とか・・ その他にも、私の姿勢(=右傾化)を直す方法であるとか(後述)、棒を使ったリハビリとか(後述)、脚の浮腫み解消法’(後述)である。 それでは、順次説明して行こう。

 

   ――――――――――――――

 

先ずは、私の姿勢(右傾化)の修正方法である。 Sh士は、私が右に傾く原因を。右脚の大腿四頭筋の拘縮だと思ったのだろう、そこを伸ばすために、2つの方法を紹介した。 その一つは、「パピーのポーズ」である。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/12/24/130134

 

うん、これにより、確かに両大腿四頭筋が伸びる。 もう一つは、私にとっては、新技である。 例えば、椅子から少し離れて左足を前にして、両足を前後に出来るだけ大きく開く。 そして、腰を徐々に落として行く。 そして、安定のため、両手を椅子の座面に付ける。

 

続いて、棒を使った3種のリハビリ(下記(1)~(3)である。 台に腰掛けた私に、Sh士は長さ50cm程の棒を渡した。 そして、(1) 私にバンザイをする様に指示した。 しかし、私のバンザイでは不足なのだろう、彼は棒を私の背中の方に押した。 (2) 私は彼の指示に従い、目の前に棒を水平に持った。 そして水平に保ったまま上半身を回転させ、棒を背中の方に廻した。 それを、左右に何度か繰り返した。 (3) 上記(2、上記(2)の前案と同じ様に、目前に棒を水平に持った。 そして、棒に向かって右脚・左側・・と順次、膝を上げ、棒に近づけた。

 

最後に、私の足の浮腫みを知って、寝る時に、(敷布団の下に)座布団を入れて、足を高くして寝るとイイですよ・・と教えてくれた。

 

そして、彼の施術が終わると、私は車椅子に乗ったまま、送迎の車をリハビリ室内で待っていた。 すると、次の人を施術中のSh士が、チョコチョコっとやって来て、

 

  「こうやって、待っている時でも、足を動かして下さいね!」

 

といった。 つまり、リハビリとは、ここ(N整形外科)にいる時だけでなく、日常生活の中で行うべきもの・・と言う教えだろう。