パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

長女の結婚式(1) ― 布多天神社にて

 さて、いよいよ12日が近づいて来た。 そう、長女の結婚式の日だ。 いよいよ明日は長女が新婦として、新郎と契りを交わす日である。 今日は、その前日、色々と準備が必要だ。 例えば、車椅子。 妻と私で、社会福祉協議会に借用に行ったり、歩行器を洗ったり・・ 私、個人について言えば、替えの下着や靴下、電気髭剃り(充電しておく)、スマフォとその充電器、そして忘れてならないのは、薬!!!

 

そして、午後から、前泊に行く。 では、往復の手段は? 義妹のご主人に車の運転を依頼した。 待っていると、3時頃、義妹夫婦がやって来た。 車の後部座席を畳んでフラットにして、最後部に車椅子と歩行器とを積むと、結構、スペースを食った。 そのため、荷物が中部座席3人分が、2人しか座れなくなっていた。 その残りのスペースに、妻と私が座るのだ。 妻は、

 

   「好きでもないのに、(私に)くっついちゃう!!!」

 

と義妹夫婦に言っていた。 義妹夫婦は最前列で、ご主人が右の運転席、奥さんが左の助手席にゆったりと座っていて、妻の訴えをシカトしていた。

 

さーて、いよいよ出発だ。 目的地は、(明日、結婚式が行われる)調布市の布多天(ふだてん)神社だ。 下記URLにある通り、京王線調布駅の真北700mの所にある。

 

   https://www.google.co.jp/maps/place/%E5%B8%83%E5%A4%9A%E5%A4%A9%E7%A5%9E%E7%A4%BE/@35.6557064,139.5450615,15.75z/data=!4m5!3m4!1s0x6018f0142bd48d5d:0xe198c68a8e83cecf!8m2!3d35.6567295!4d139.5454291?hl=ja

 

つまり、明日の下見だ。 例えば、駐車場・車椅子の通路等の確認である。 そこで、圏央道から八王子で中央道に乗り、調布インターに戻った。 え? だったら、首都高から行けば、走行距離は短いし、値段(高速料金)も安いだろう!・・ですって!?! まぁ、そりゃそうですが、首都高って、混雑していて、怖いでしょ??? そのため、八王子経由の方が、早いのです。

 

調布インターを降りたら、後は国道20号線を東に一直線。 やがて、車は街中に入り、左に(国立)電機通信大学を見て、調布駅入口の交差点に出る。 目的地である布多天神社は、もうすぐだ。 次の交差点が、布多天神社だ。 しかし、ナビは別の道を示している!?!

 

神社に行くためには、グルーっと回らなければならない。 と言うのは、神社の脇の道が、一方通行になっているからだ。 まぁ、いずれにしても、ナビ通りだ。

 

すると、一方通行路の途中に「布多天神社 駐車場」と言うスペースがあった。 ナビでは、神社はこの先、直ぐである。 そこで、皆は、私を残して「探索」に行った。 暫くして、彼らは帰って来た。 そして、もっと近くの駐車場があると言う。 そこで、再び車にのって、入り口横の駐車場に停めた。 さぁ、明日のシミュレーションだ。 

 

私は車から、歩行器を出して貰い、進み始めた。 横の入り口からも、1m弱のコンクリートの道が続いていた。 そして、明日こちらで結婚式を挙げる予定だが、この歩行器を持ちこんで良いか否かを巫女に訊いたら、

 

   「チョット  お待ち下さい」

 

と言って、奥に消えた。 代わりに若い男性が出てきて、

 

   「基本的にOKです。 ただ、本殿との間に5段くらいの階段があるんですよ・・ 勿論、そこでは、我々がサポートしますけれどね!」

 

と言いながら、何かを持ち上げる仕草をした。 それを聞いた妻は、

 

   「あ、それは、大丈夫なんです。 本人は、階段は得意なんです」

 

と言った。 そして、入り口でタイヤを拭く雑巾を借りる約束も取り付けた。

 

長女にスマフォで位置を確認し、布多天神社まで呼出して、合流した。 そして、5人乗れる様、荷物を調整し、5人が乗車した。

 

様子が分かったので、我々は今夜の宿であるクレストンホテルに向かった。 クレストンホテルは、調布駅の北口のPALCOの8~10階だ。 実は、そのホテルで披露宴が開催される。