診療014―201910 (1)
さて、10月下旬の中央クリニックのf医師による診察日となった。 予約は、午後4時だ。
3時半前に支度が出来、3:50まで家で待っていても仕方ないので、クリニックに行く事にした。 つまり、同じ待つなら、クリニックの方がイイ・・と言う事である。 漫画も読めるし、ま、何より、同じ4時グループの中でも、早く診て貰えるのではないか・・と言う下心(?)もあった。
そこで、束の運転で、少し早目に着いた。 患者や家族が大勢いて、結構混んでいる。 私にのみ椅子を空けて貰い、漸く座れた。 そのため、本当に早く順番が来たのかは、不明だった。
20分程して呼ばれて、診察室に入り、いつものメモを渡した。
(1) 前回受診日(2019年9月〇〇日以降の体調について
① ドプス600mg+シンメトレル300mg、アムロジン2.5mg、ノウリアスト40mg(いずれも1日量)は、ほぼ毎日服用した。
② 10月〇日、妻の運転で義妹と、日高市の巾着田に曼珠沙華を観に行った。 歩行器で移動したが、下り坂で歩行器が先行し、「へっぴり腰」になってしまい、結局、車椅子を借用した。
③ 10月〇〇日、N整形外科にて、市の健康診査の結果を聴いた。(内容は後述)
④ 10月上旬、自宅の庭で転倒し、両膝に軽い擦過傷。 これ以外の出血に至る大きな転倒はなかった。 しかし、床の見切り縁で良くすくみ足になったり、手摺りに摑まったままバランスを失ったりした。
⑤ 10月〇〇日、庭に防草シートを張る際、竹の根切りをしたが、疲労困憊であった。
②を見て、f医師は、
「日高市って、どの辺にあるんですか?」
と訊いたので、妻が、
「埼玉県の南西部で、川越市の方です」
と答えた。
(2) 市の健康診査の結果について
⑥ 検査項目:身体計測では、BMI=24.9。(H=164.7cm、Wt=67kg)
⑦ 検査項目:血圧は1回目=167~104、2回目=156~89だった。
⑧ 検査項目:血液検査(血糖、血中脂質、肝機能、腎機能、貧血)は、全て範囲内!
⑨ 検査項目:誘導心電図=所見なし。
⑩ 検査項目:尿検査=糖(-)、蛋白(±)、潜血「(-)
⑪ 検査項目:大腸がん検診=「今回は異常を認めない」(前日・当日共、便潜血(-))
⑫ 検査項目:前立腺がん検診=「今回は異常を認めない」(PSA=1.90ng/ml)
⑬ 医師の判断:「蛋白尿 再検」
割と良い成績だったので、f医師もツッコミ様がなかったのか、彼はこんな事を言った。
「この病気は、普通の歩き方をすると、1秒間に4歩のスピードになってしまうんですよ。 だから、『異常な歩き方』をすればいいんです。 例えば、横歩きとか・・」
これを聞いた妻が反応した。
「センセ、そうなんです、主人は、カニ歩きが得意なんですぅ」
と。 f医師は続けた。
「赤ちゃんは。1歳位になると、歩き始めるでしょ? あれが生得的な歩行なんです。 生得的な歩行をパーキンソン(病? 症候群?)の人がやると、1秒間に4歩になってしまうです。」
と。 私は納得した。 私が階段を比較的容易に昇降できるのは、それが異常な歩行だからなのだと。 パーキンソン病だから、歩き方が異常になるのか、その異常さを隠すために(=正常に歩いている様に見せるために)更に異常な歩き方をするのか?