長女の結婚式(2) ― ホテルにて
さて、我々は布多天神社を後にして、クレストンホテルに向かった。 歩行者や自転車に占領されている道を掻い潜る様にして、20号線との交差点に出た。 PALCOの看板を目印に進んだが、一方通行が多くて、ちょっぴり時間が掛かった。 そして、宿泊者は1晩1400円で、このPALCOの駐車場に停められるらしい。(普通は、300円/30分) しかも、駐車場の8階がPALCOの7階のテナント食堂街に繋がっている。
そこで、8階まで、車で上るのであるが、上りと下りとが、隣り合わせなのである。 そこを猛スピードで通るので、実に怖いのだ!?! それはあたかも、昨日、妻が社会福祉協議会から借用してきてくれた車椅子が、車の最後部で悲鳴を上げている様だ。 それでも、チャンと8階の駐車場に着いた。(汗)
PALCOへの渡しを通りPALCOに入ると、今までの駐車場のモノクロームの世界が、フルカラーになった様な気がした。
エレベーターで8階に行くと、受付があった。 そこで、カードに名前を書くと1011のキーが渡された。 勿論、10階の11号室だ。 義妹達は1012で、通路を挟んで反対側だ。
1011号室に入ると、イクストラベッドが置いてあった。 そう、長男の分だ。 金曜日なので、仕事を終えて、新幹線で来ると言う。 結局、チェックインして部屋まで来たのが、(途中、東京で遊んで)午後11時過ぎであった。 その頃は、勿論、我々は翌日に備えて、寝ていた。
荷物を部屋に置いたら、夕食タイムだ。 PALCOの7階のテナント食堂街で、地域振興券の使える店を探した。 そうしたら、トンカツ屋が目にとまり、
「ここにしよう!!!」
と言う事になった。 店に入ると人数を訊かれ、長女が「5人です」と答えた。 すると、6人用のテーブルに案内された。 メニューを見ていると、大きな皿2枚に千切りキャベツが盛られて出て来た。 既に、おしぼり、取り皿と箸は配られている。
そこで、各人がキャベツをそれぞれの皿に取り分けて、テーブル上の好みのドレッシングを掛けて食べ始めた。 すると、大皿が空っぽなのを見て、女店員がキャベツを盛ってくれた。 皆、どれだけ空腹なんだろう? 3回お代わりをしたが、未だ、注文したカツが来ていないのに、満腹のなってしまう・・と自制して、これである。
そして、カツを食べ、地域振興券で支払って、皆、満足の内に、長女は(調布市内の)自宅に、義妹夫婦は1012号室に、我々は1011号室に帰って行った。
それにしても、Go toトラベルが使えてよかった!!! と言うのは、運転のお礼として、義妹夫婦の宿代を持つ・・と約束したからである。
まぁ、当時、COVID-19(新型コロナウィルス)の蔓延により、東京・大阪・名古屋がGo toトラベルの除外対象地域になろうか・・と言う時に、小池都知事が、
「対象地域を決めるのは、国の仕事だ」
と言い出したため、延期になった経緯がある。 (延期されなかったら、大変な出費だった。)
結局、12月28日~1月11日で全国が除外対象となるが、東京はこれに先立って、他地域から東京に来る旅行者(我々!)も12月18日から対象外としている。 まぁ、我々はいずれにもセーフであった。