パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

またまた、やってしまった。(2)

 

翌朝、起きて見ると、頭に巻いたタオルを見ると、結構、あちこちと血が着いていた。 但し、その量は極僅かであり、単に、拡散した様だった。 では、シーツには? 実は、シーツにも付く事が懸念されたので、妻は、ペット用の紙シーツを敷いて置いたのだった。

 

その行為が控訴が効を奏して。シーツは無事だった。 その後、休日診療所の表を見た。 そうしたら、以前にも行った事のある、○けうちクリニックだった。うん、それなら、場所も分かっているし、診察券も持っている! そこで、妻‘の運転で、朝の9時の診察開始に間に合う様に、出掛けた。

 

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○けうちクリニックに着くと、妻がクリニックの玄関に入って、車椅子を持って来た。 それは、前回同様に、タイヤの空気が抜けたものだった。 前回から、クリニックの誰も気付かないのだろうか? メンテナンス担当はいないのだろうか!?! 仕方がないので、その車椅子に乗った。 ガタガタと乗り心地も悪く、ましてや押す方も大変だ!

 

こうして、待合室に津kと、既に10人位が待っている! 妻は、受付に行って、男性職員に何かを説明している。 それが終わると、私の所まで戻って来て、こう言った。

 

   「凄く大袈裟に言ってきたからねっ! 例えば、『どれ位、出血しましたか?』ときくので、私は、『テレビドラマでし見た事がない位です』と答えといたよ~」

 

と。。 だから、妻は、男性職員に何かを「訴えて」いたのだった。 そのせいか、一番に呼ばれた!!! 私は、「まさか、妻の訴えを、真に受けて!?!」とか思った

 

私は、車椅子のまま、診察室の隣の処置室(の前室?)に入った。 そして、暫くして、医師が来た。

 

私の懸念は。

 

   「まさか、この前の(内科の?)先生じゃあないだろうなぁ・・」

 

と言う事だったが、部屋に入って来た医師を見て、安心した。 と言うのは、(洗濯しても落ち‘ばい?)大小シミ付いた、水色のケーシーを着ていたからだ。 いかにも「外科医」といういでたちだったからである。

 

彼は、私を見るなり、

 

    「こんちわ・・ 傷はどこですか? あぁ、これねぇ・・」

 

と私の背後に回りながら、忙(せわ)しそうに言った。 どうやら、私は、傷の位置を誤解していたおうだ。 耳の上でなく、どうも、右側の額の上から、旋毛(つむじ)の方向にある様だ。 そして、その長さが8nmもある・・と言う! だから、就寝時に巻いたタオルだ、結構、血に染まっていた訳だ!

 

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そして、医師は、おおきなプラスチック製のステープラーで、バッチン、バッチンと傷を止め始めた。 その痛い事、痛い事!!! 一針毎に、アドレナリンがドバッと出てくる感じである。 もし、これが拷問だったら、直ぐにゲロしてしまいそうだ・・

 

こうして縫合が終わると、妻が室内に呼ばれ、概略の説明がなされた。 その中で、一週間後に来る様に言われると、妻が私に

 

   「これで、一週間。髪を洗えないねぇ・・」

 

と言うと、医師は、

 

   「もう、明日には、シャワーのお湯を(傷口に)掛けて大丈夫ですよぉー」

 

と言った。 すると、妻が聞き返した。

 

   」えっ? 明日ですか!?!」

 

‘すると、医師は、

 

   「そうです、明日からです。 髪は清潔な方が、イイでしょ」

 

と、ユックリと、諭す様な口調で言った。 そして、

 

   「念のため、CTを撮りましょう」

 

と言った。 それを聞いた妻が、医師に疑問を投げた。