パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

またまた、やってしまった。(1)

 

それは、9月21日の夜の事だった。 夜も11時半になったので、

 

  「(さぁて。そろそろ寝ようか)」

 

と思い、

 

  「(そうだ! 夜の分の薬を飲まなくっちゃ!)」

 

と思った。 そして薬のある所まで歩いて行った。 そう、レンタルの手摺りを(右?)手で持ち、左に進めば薬のある棚だ、 所が、なぜか右の方に落ちて行った。 が、一瞬、何が起きたか分らなってしまった。 そのため、重力ななすがままに、手摺りを持った(右?)手を中心に回転しながら・落ちて行った。 間が悪い‥と言うのは、こう言う事を言うのだろう、その先には、掃き出し窓の枠があった。 

 

まぁ、不幸中の幸い・・とでも言えるとしたら、その窓枠が(アルミニウムでなく)木で出来ていた事と、チャンと、大きく面取りしてあった事だろう・・

 

しかし、その窓枠に思いっ切りぶつけてしまった事に変わりはない・・ 

 

   「痛―――!」

 

と思わず、声が出てしまった。 そして、その音に驚いて、(先に寝ていた)妻が起きて来たので。私が、小声で

 

   「助けてぇ・・」

 

と言うと、事の重大さに気付いたのか、

 

   「大丈夫?」

 

と言いながら、ティッシュペーパーで、床を拭き始めた。 そう、出血してしまったのである。 しかし、その量があまりにも多いので、風呂場の脱衣場に行って、タオルを持って来た。

 

では、どの位の量かと言うと、私が見た所、50cc位だと思えた。 では、傷の位置は? 私は、倒れ込む間の0.何秒の間に、考えた。

 

   「このまま倒れると、顔に当たってしまうぞ! それだけは、何としても避けなければならない。 そうだ、頭なら、髪の毛が(少しは)クッションとなってくれるだろう・・」

 

と言うような事である。 その結果、確かに顔は無傷だったが、頭皮の中から出血したのである。 顔の右側だ。 私は、もう一枚のタオルで圧迫止血をした。 当たって一番痛い耳の上を圧迫した。 うん、確か左側の対応する位置(=耳の上)には、確かに動脈が走っている。 顔や頭は、皮膚の下に肉がないので、直ぐ出血する・・と聞いた事があった。 きっと、多量に出血したのは、そのためだろう・・等と考えた。 

 

妻は、床に溜まった血液を見て、

 

   「救急車を呼ぼうか?」

 

とは言ったが、もう出血は止まったので、私が

 

    「呼ばなくても、大丈夫だよ」

 

と止めた。 その後、タオルを頭に巻いて、就寝した。