パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

N院長による診察

 

さて、8月は、N院長による診察が3回もあった。 その内、月初のは、健康保険による「転倒と圧迫骨折(12)」中旬のは「介護の診察(5)」であり、3ヶ月毎に行われるものだ。 今回は、少し早い気もするが・・

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/07/07/070723

 

そして、最後は、再度の「転倒と圧迫骨折(13)」だ。 なぜ、1ヶ月に2回あるかと言うと、4週間おきだからだ。

 

それでは、それぞれのトピックを見て行こう。 尚、「転倒と圧迫骨折(12)」と「転倒と圧迫骨折(13)」は、ほぼ同じなので、纏めて記そう。

 

さて、N整形外科につくと、受付を済ませてリハビリ室で待っていると、白の上下の制服を着た女性が迎えに来る。 以前は、看護師が迎えに来て、私をレントゲン室まで連れて行ったが、このころからX線技師が直接迎えに来て、(車椅子の私を)介助する様になっていた。

 

そして、技師のみでX線写真を撮り、スキャナーに掛ける。 その画像が、医師の下に届く様になっている。 そして、私は妻のもとに返され、医師の診察を待つ事になる。 

 

暫くすると、私の名前が呼ばれ、妻が(車椅子の)私を診察室の入り口まで連れて行くと、診察室内では。看護師が私の世話をする。 軽い挨拶を医師と交わし、診察が始まる。 すると、医師は先程のレントゲン像を拡大表示し、圧迫骨折した骨の間隙を定規で測り、電卓で(間隙の測定値を拡大率で割って、実際の間隙を)計算している。

 

そして、電卓で計算した結果については我々に伝えず、問診に入る。 前回からの私の様子を妻から訊き、私の膝を叩いて、

 

   「ほらぁ、もっと頑張らなくちゃあ・・」

 

と鼓舞するのである。 こうして、次の診察日を決め、終了となる。

 

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続いては、8月中旬の介護の診察であるが、リハビリの日に、一人で受ける様にしている。 今回は、割と真面目にやった。 例えば、背中の上部をドンドンと叩き、

 

   「(圧迫骨折部位に)響きますか?」

 

と、聴く。 私は、決まって、

 

   「いいえ。響きません」

 

と、答える。 また、今回は、尻上げのテストをやった。 私は、看護師の介助を得て(本当は介助不要なのだが)診察台に上がり、仰向けになり、膝を立てた。 すると、

 

   「ハイ、お尻を持ち上げてぇ・・」

 

と言うので、持ち上げると、看護師は、私のお尻の下に手を置き、時計を見て、

 

   「1、2、3、4・・」

 

と数え始め、60に達したら、

 

   「ハイ、1分出来ました! イイですよ、お尻を下ろして・・」

 

と言う。 それを聞いたN医師は、

 

   「ハイ、1分出来たね」

 

と復唱した。 こうして介護の診察は終わり、リハビリ室へ戻って行くのである。