リハビリ466―日本で一番、宮沢賢治を・・
今日は、総合病院での。2019年3月最初のリハビリの予約日だ。 そして、リハビリ後には脳神経内科のF医師の診察日である。 今更、「なぜF医師を受診する必要があるのか、主治医は、中央クリニックのf医師に替わったんじゃないの?」
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/09/22/081631
・・と思う人は、このブログの内容を良く理解している人であり、且つ、リハビリの継続条件を失念してしまった人でもある。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/03/07/084447
さて、医師の予診を終えて待っていると、M士が声を掛けて来た。 そして、私の左腕を支えながらリハビリテーション室内に入り、
「奥のデスクまで、行きましょう」
と案内した。 途中、キャスター付きの椅子や器具類があると、彼は、
「チョット、ご免なさいよー・・」
と言って、皆に避(よ)けて貰っていた。 きっと、私の疾患が「狭い所を通るのが苦手」である事を知っているのだろう。 私がそれらの脇を通る時は、私の左腕を持つ彼の手に、一層力が入いる印象だ。
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さて。奥のデスクに着くと、彼は私に
「どうですか、最近転んだりしていませんか?」
と訊いた。 これに対し、私は左唇の傷跡を示した。 彼は
「チョット、待ってて下さい?」
と言い残して消えた。 暫くして戻って来た彼の手には紙が数枚あった。 彼は、その内の一枚を私の前に広げながら、こう言った。
「日本で一番、宮沢賢治を書いている人ですよ!」
と。 私が意味ワカメで、キョトンとしていると、
「〇〇総合病院で、一番・・」
と言い直した。 彼がデスクに広げた紙を見ると、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の2頁目だった。 それを見て、私は彼の発言の意図が分かったのである。 つまり、主語「私」が落ちていて、それを加えると、次の様になる。
「(私は、〇〇さんが(きっと))日本で一番、宮沢賢治を書いている人です(・・と思います)よ!」
と。