パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

「お婆ちゃん」の死

さて、「お婆ちゃん」とは、誰だろう、 そう、先日他界したばかりの「お爺ちゃん」の配偶者である。 つまり私から見ると、妻の妹(=義妹)の嫁ぎ先の義母(=旦那の実母)となる。


   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/01/11/113507

 

そして。入院した事は、既に書いた。 そう、「お爺ちゃん」と同じ病院である。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/01/17/082636

 

ではここで、「お婆ちゃん」」の様子を再掲して見よう。

「お爺ちゃん」が死んで、急に認知症が進んだ(と思われる)「お婆ちゃん」は、(見舞客からの?)インフルエンザに罹り、近くの開業医を受診していた。 更に、ADLも低下し、義妹が母屋に行って、食事の準備やトイレに連れて行ったりしていた。

ある朝、義妹が母屋に行き「お婆ちゃん」をトイレに連れて行ったが、トイレからの帰りに「お婆ちゃん」が転倒してしまった。 義妹だけではどうにもならず、夫(義弟)を呼んだ。 彼の判断で救急車を呼び、即、入院となった。 入院先ではICUに入れられた。

では、病院ではどの様な治療を? 本来ならインフルエンザからの脱水症状を克服して経静脈で栄養を投与しようにも、心臓の手術をしたので、点滴量を増す訳にも行かず、「お婆ちゃん」は、どんどん痩せていった。 

 

   「(こ、これって・・・、いつか来た道)」

 

と思われた読者もおられただろうか? (滝汗) では、どうしたら良いのか? 医師の説明はこうだ。

 

   「(ICUから、)一般病棟に移って貰いました。 今後は、栄養確保(=体力回復)のために胃瘻(ろう)を作成し、(脱水症状もあって)尿が出ないので透析を開始する・・と言う方法もあります」

 

と。 即ち、それは「延命治療」であった。 しかし、息子(義弟)は、医師の提案を受けなかった。 と言うのも、

 

   「(延命治療を行っても。苦しむだけだ)」

 

と思ったらしい。 こうして、母親はその後2~3日で死に至った。 84年間の生涯であった。 

しかし、本人は今もその時の判断が、本当に母親にとってベストな選択だったか否か、悩んでいる・・と言う。 まぁ、本人にしてみれば、母親の認知(症)が進んだ状況を知っている事もあるのだろう。

 

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さて、葬儀の日程であるが、①2月早々に、近親者のみで火葬に付す、②その数日後、通夜を行う、③通夜の翌日、告別式を行う・・と決まったらしい。 なぜ、先に火葬に付すのか?・・と思われた読者も多いだろう。 それは、「ご遺体の状態が、余り、有り良くないため」と言う。

では、四十九日(法要)は、本当に一緒に行うのか? 識者によると、(本来は)別々だそうである。 もしそうなるなら、参加する親戚も大変だ。