処方
I医師は、私のメモにある症状の変化記録を眺めながら
「○○歳ですよねぇ・・」 (I医師)
と独り言を言い、
「ビ・シフロールを現在の1mg(/日)から、1.5mgに増やしてみましょう」 (I医師)
と私に告げた。 T医師の最終診察日の説明通りである。 更に
「もしこれで効かなかったら、マドパーを増やしてみましょう」 (I医師)
と、今後の投薬計画も告げた。 つまり、いくらビ・シフロールがDopamineの利用効率を上げても、Dopamineそのものが足りなくては、利用効率以前の問題となってしまう。
ただ今回は、治療のガイドライン(70歳以下はドパミン・アゴニストを、70歳以降はL-DOPAをファーストチョイスとする)に沿ったのだろう。 そして
「(処方期間は)8週間でいいですか?」 (I医師)
と、私に尋ねた。 前回の処方も8週間であったが、とても長く感じられたので
「6週間では・・?」 (私)
とお願いしてみると、その通りとしてくれた。 つまり、次回の診察は、6月の中旬である。 I医師はマウスでモニターを操作し処方を決定し、診察時刻を相談の上16:00とした。
こうして、初対面の初診ではあったが、記念撮影会も含めた楽しい(?)診察が終了した。
・・と思ったのは、私だけだった。 この後、ハプニングがあった事は、その時は知る由もなかったのであった。