パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

要介護認定の申請

パソコンの調子が悪く、コメントへのお返事や皆様の日記への訪問が遅れるかもしれません。(悲)

 

2019年の6月になった。 今月最初の行事は、①要介護認定の申請と、②杖(キザキのウォーキングポール)の購入代金の補助の申請である。 後者は、身障者手帳を受ける時、

 

   「杖等を買う時は、買う前に相談して下さいね! 買ってからだと補助は、出ませんから・・」

 

と市役所の職員に言われていたからである。 以下の話しは、実際に市役所に行った妻からの伝聞である。

 

   ―――――――――――――――

 

先ずは、要介護認定の申請である。 (私は、第1号被保険者なので、健康保険証は不要なので、)介護保険証と印鑑のみ持参すれば良いハズであるが、念のため健康保険証と身障者手帳を持たせた。 窓口に行き、申請の用紙に記入すると、直ぐに職員の我が家への訪問調査の日程(介護保険 調査日)と担当者が決定した。

 

問題は、杖である。 以下は杖に関する職員と妻とのやり取りである。

 

「今は、杖はお使いですか?」

 

   「えぇ・・」、

 

「杖はどんなタイプのを、お使いですか?」

 

   「4本足のものです。」

 

   「その杖を購入した時、補助を申請しましたか?」

 

   「いいえ、していません。」

 

   「そうですよねぇ、手続きが、面倒ですもんねぇ・・」

 

と言うのである。

 

   「(オイオイ、それが分かっているなら、自分達で、何とかせい!!!)」

 

と思ってしまった。

 

   ――――――――――――――――

 

そして、杖として「キザキ 安定歩行ポール」を購入したい旨を告げると、3人程の職員達が、各自のスマフォで「キザキ 安定歩行ポール」で検索し始めた。 職員達は、皆、「あった、あった」、「長野(県)の会社かぁ・・」と探し当てた様だが、初めて見る様だ。 と言う事は・・ 今までこの商品での申請を受けた事が無い!?!

 

すると、職員の一人が、長野の会社(キザキ)に電話をしたらしい。 その結果、「補助対象外」と言う事らしかった。 残念!!!

 

まぁ、結果から言えば、そこで止めときゃ良かったのであるが、身障者手帳を持っているので、そちらの窓口にも行って、同じ事を訊いたらしい。 すると2~3人寄って来て、矢張り各自のスマフォで調べ出した。 きっと、業務用のコンピューターは、ハッカーの侵入や攻撃を恐れて(か?)インターネットに接続されていないか、アクセスのためには、何か、複雑な手順・手続きが必要なのだろう。 というのも、ハローワークのコンピューターがそうであったから・・

 

   ――――――――――――

 

結局、杖で1時間ほど掛かってしまった。 結局、予算内の、ある決められた種類のものしか、ダメな(=補助が出ない)のだろう。 まぁ、私の杖(APAI-205A)は、定価で8,000円もする。 ある意味、納得できる。

 

 

通所リハビリの見学(1)

 

さて、5月最後の行事は、通所リハビリ(=デイケア)の施設を見学する事である。 インターネットで検索すると、自分の居住している市に5ヶ所、隣接する市に3ヶ所あった。 そこで、近い所を3ヶ所程見繕って電話をかけた。 

 

その内1ヶ所が翌日11時にOKを貰った。 もう1ヶ所は、担当者の都合で、1週間後、最後の1ヶ所は、ケアマネージャーを通じて「見学申込書」を出して欲しい・・と言われ、ペンディングとなった。 

 

   ――――――――――

 

さて今日は、最初の通所リハビリ施設の見学日だ。 車で15分位なので、10時35分頃出掛けた。 行く先は、「H整形外科」だ。 専用駐車場に車を停めて。建物の入り口に入ると、物凄い混雑である。 そこで私は、入り口の椅子に座って待っていると、妻のみが受付に行って、暫くして、職員を伴って戻って来た。 

 

職員は「A」と自己紹介をした。 中々の美人である。 彼女は、診察待ちの患者の間を縫うようにして、エレベーターに我々を誘導し、2階に着いた。 右に折れると、3つの台があり、3人の施術者と3人の患者と、数人の順番待ち患者がいた。 後で知ったのだが、彼らは通所リハビリとは無関係だった。

 

さて、彼らの横にはパーティションで区切られた30畳位の部屋があり、中には、女性職員2名+女性患者3人(中央のテーブルで、何か暇そうに喋っている)+男性患者3人がいた。

 

男性患者の内1人はエルゴメーター(エアロバイク)で、もう1人はウォーカー(ベルトコンベヤー)で、自主トレをやっていて、最後の1人は台の上で理学療法士の施術を受けていた。 部屋の中は、色々な設備が、所狭しと置いてある印象だ。 

 

案内のA職員によると、通所リハビリは、その部屋のみらしい。 更に、通所リハビリは、9時~12時までと9時~4時までの2種類あると言う。 また、理学療法士は常勤でなく、来る曜日が決まっているらしい。 唯、その医院は送迎バスもある様だが、住所を訊かれて答えると、曜日が決まっているらしい。 もしこちらにお世話になる場合は、それらの曜日に関して何らかの「調整」が必要となるであろう・・

 

そして、「お試し」も可能と言う。 つまり、医療保険で、H医師の診察を受ければ可能だと言う。 そして、彼女が、エレベーターに戻る時に言った。

 

   「実は、私の父もパーキンソン病だったの・・」

 

と。 きっとこれは、妻が私の病気を「パーキンソン症候群」と言ったからだろう。

 

さて、院内は、来た時よりも大混雑となっていた。 殆んどは、ご高齢の方々である。 この医院に来た時に私が使った入り口の椅子は、満杯であった。 仕方なく、妻の介助を得ながら、立ったまま靴を履いた。

 

案内をしてくれたA職員との別れ際に、彼女が再度「お試しリハビリ」を薦めた。 これに対して、妻が

 

   「この混雑じゃあねぇ・・」

 

と言ったら、彼女は、

 

   「その時は、私・Aを呼び出して! (早く受診出来る様に)何とか、するから・・」

 

と言うのである。 まぁ、余り良いマナーではないが、マトモに順番を待っていたら、リハビリの時間が終わってしまうだろう・・ それ程の混雑なのである。

 

 

M整形クリニックへ

 

さて、リハビリの後は、M整形クリニックへ行った。 以前、圧迫骨折やら腰痛やらでお世話になった事がある。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20130214/1360792140

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/04/09/082758

 

勿論、右肘の瘤を見て貰うためだ。 それは、f医師が右肘付近の瘤については、整形外科の受診を勧めた事であり、リハビリ時の予診の医師も同様の意見だったからである。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/06/04/092959

 

リハビリの後なので、午後4時頃であったが、クリニック前の駐車場は満杯、仕方なく道を挟んでの第二駐車場へ車を停め、妻のみで初診受付をして来た。 

 

何しろ、予診票を書く椅子も無い位、混雑していたのだ。 そこで、受付で

 

   「どれ位待てば、順番が来るでしょうか?」

 

と訊いたら、受付の女性が、

 

   「そうですねぇ・・ 1時間から1時間半かしら?」

 

と言ったので、妻と私は一度帰宅して、1時間半後に「自宅を出発」した。 クリニックに到着後、私の歩行の様子を観た職員が、私に車椅子を勧めた。 こうして、更に待つ事約30分、漸く呼ばれた。 車椅子で診察室に入ると、M医師がやって来て、右肘の瘤を触って言った。

 

   「これって、いつ頃からですか?」

 

と。 これに対して、妻が

 

   「本人が1ヶ月前・・と言っています」

 

と答えた。 何年かぶりに見るM医師は白髪も増えて、年を取った印象だ。

 

   「う~ん、そうですねぇ・・ ここには、袋があるんですよ。痛みは無いんでしょう? 漢方薬を処方しましょう。 もし、中で化膿でもしていたら、直ぐ抜いて検査しなくっちゃダメですけど、ねっ! 水は抜いても、また直ぐ溜っちゃいますから・・ 」

 

と言って、診察を終えた。 まぁ、他の2人の医師も保存的療法を薦めていたので、矢張りM医師の判断は、極普通なのだろう。 そこで、受付前で待っていると、暫くして名前が呼ばれ、受診料を支払った。 

 

渡された薬袋を見ると、中に小袋が沢山入っていた。 1日3回、毎食前1包服用し、2週間分だ。 その小袋には、「ツムラ」の文字と、「防已黄耆湯」(ボウイオウギトウ)と、小さく「2.5g」並びに、1番大きなフォントで⑳とあった。

 

   http://f.hatena.ne.jp/PSP-PAGF/20190611150849?changed=1&fototime=20190611150806

 

では、どの様な薬効を持つ漢方薬なのだろう。 「薬剤情報提供書」によると、「色白で汗をかきやすい傾向にある人の次の症状に使われる漢方薬です。 肥満症、関節痛、腎炎、よう、せつ、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、月経不順等。」 もしかしたら、足の浮腫にも有効かも知れない・・

 

では、どんな薬なのか・・ いかにも、「漢方薬」と言う、苦い顆粒である。 では、なぜ、漢方薬なのか? ① 肥満症や浮腫、多汗症等には体質改善が必要である、② 先行して服用している西洋薬との薬物間相互作用を極力避けたい・・からであろうか???

 

 

 

 

リハビリ484―チャンと伝わっていた。

一歩一歩の度に、ツールを持ち上げなければならず、使い勝手も良くない・・

 

   http://www.genki-kai.jp/shop/image_view.html?image=000000003776_wMYlSXo.jpg

 

これで、台の周囲を一周すると、

 

   「余り、合いませんでしたねぇ・・ じゃあ、こっちを試してみましょう」

 

とH嬢が言い、スキーのストックの様なツールを2本出して来て、長さを調節した。 すると、そのストックの様な棒の左右を確認して、私に渡した。 私がグリップ部を握ると、彼女は、サイドベルト(マジックテープ式)を一旦緩め、私の手の甲でシッカリと締めた。 

 

これで、準備はOKらしい。 彼女は、

 

   「じゃあ、歩いてみましょう」

 

と言って、私を前方に促した。 この時の注意点は、「左足と右手、右足と左手」の様に、対角を交互に出す事である(と、f医師が言っていた)。 うっかりしていると、「右手と右足、左手と左足」になってしまう。 そうなると、ロボットみたいなぎこちない動きになってしまう。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/06/06/081439

 

こうして、帰路も妻の待つ受付まで、そのツールを使って、歩いて行った。

 

妻は、

 

   「M嬢は、チャンとH嬢に伝えてくれたんだぁ・・」

 

と言い、そのツールを使った、私の様子について、

 

   「姿勢が真っ直ぐで、背も高く見えて、イイんじゃない!」

 

と評価した。 そこで私が、改めてそのツールを見ると、「貸出禁止」の赤いテプラの他に、「キザキ」の文字の入った黄色いテプラが貼ってあった。 

 

それを見て、Web検索すれば、見つかるだろうなぁ・・と確信した。 事実、キザキのポールのカタログがあった。

 

   http://www.kizaki-net.co.jp/assets/2017medi.pdf

 

と言うのは、そんなに歩容が改善するなら、買っても良いかなぁ・・と思えたからである。 まぁ、どうせ市からの補助もある事だし・・

 

 

リハビリ483―T(Y)嬢、再び

さて、今日は5月下旬、リハビリのある日だ。

 

先ずは、作業療法。 いつものM士でなく、M士グループのT嬢(T(Y)嬢)である。 最初、

 

   「〇〇さーん?」

 

と呼ばれた時、一瞬、誰(だった)かな(?)と思ったが、その笑顔で思い出した。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/01/03/090009

 

そして、リハビリテーション室に入り、台を探すと、私に座る様促し、

 

   「今日は、先ず上半身のマッサージを行い、それから書字の練習をしてから、下半身のマッサージをやりましょう」

 

と言った。 事実、私の肩から下流(=指の方向)へマッサージを行い、それから、書字の練習をした。 いよいよ、下半身のマッサージかとおもったら、時間になり、理学療法の時刻となった。 要するにT(Y)嬢は、今日の(全体の)予定を述べたのであって、彼女の予定を述べたのでは無かったのだ。 そうで無ければ、作業療法士が「下半身のマッサージ」を行う事になってしまう。

 

こうして、理学療法士と交代するのだが、今日の担当は初めて会う女性である。 名をHと言う。 すると、H嬢がやって来て、

 

   「Hと申します。本日の理学療法を担当させていただきます」

 

と挨拶をした。

 

こうして、H嬢による理学療法の施術が始まった。 先ずは、下半身のマッサージと、その後のストレッチである。 この辺の手技に個人差は無い。

 

その後、彼女は、

 

   「チョット、待ってて下さい?」

 

と言い、私の視界から消えた。

 

さて、暫くして、H嬢が戻って来た。 手には何か金属製のツールを持って来て、それを私の目の前で広げて、高さの調節をした。 それは、先日試した「ウォーカー」の様に、自分の前を囲んだ。 唯、異なるのは、前がタイヤでなく、ただの棒になっている事だ。

 

つまり、前進するためには、ツール全体を持ち上げて、前の方に置いてやらなければならない。 この時。ガシャと大きな音がするのである。 それに、一歩一歩の度に、ツールを持ち上げなければならず、使い勝手も良くない・・

 

夏野菜の準備(続)

 

今年の5月下旬は、兎に角、暑かった。 日本の各地で、5月の気温に関する記録(最高気温や夏日の日数等)が更新された・・と聞く。 まぁ、野菜の生育環境としては、悪くはない。 唯、一点を除いて。

 

では、その一点とは? それは、潅水である。 朝夕は勿論、日中にも必要だ。 まぁ、面倒を良く見ると、それだけ野菜(を含む植物全般)は応えてくれる。 そんな訳で、前回の「夏野菜の準備」

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/05/18/082614

 

以降の様子を紹介しながら、新しいメンバーを紹介して行こう。

 

尚、執筆時点は、5月の終わりである。

 

先ずは、タマネギであるが、収穫時期に2週間前となった。 と言うのは、ネギの葉が倒れはじめたからである。 収穫時期は倒れてから1週間程置くらしい。 掘ったら、風通しの良い場所に下げておこう。 

 

次にイチゴであるが、5月中に食べ終わるだろう。 と言うのは、もう花が無いからである。本当に、毎日、新鮮な果物を提供してくれた。 後は、来年に向けて養生して行く。

 

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最後に、ジャガイモであるが、未だ葉は緑色が濃く、収穫には少し早い。

 

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さて、夏野菜であるが、何れも成長して来た。 例えば、ナス。 チャント生ったでしょ!

 

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しかし、前回は6株・・と書いたが、実は4株だった。 では、残りの2株は? 実は、ピーマンだったのだ。(滝汗)

 

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続いては、キュウリだ。 まぁ、苗に余り元気が無いが、チャンと実が生っている!?! 尚、キュウリが曲がるのは、水不足らしい。

 

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トマトは、先日のが色づいて来た。 え? トマトが赤くない・・ですって??? そうなんです、黄色い品種なんですぅ~・・ そろそろ、食べられそうです。

 

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では、新しいメンバーを!

 

先ず、ピーマンは、紹介した。 

 

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続いて、トウモロコシを。

 

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更には、スイカだ。 ハイ、小玉スイカなんです。 2株あります。

 

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最後は、カボチャだ。 そう、小振りの「坊ちゃんカボチャ」なんです。 これは、1株のみ。 1株で、十分なんですぅ~・・

 

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最初は雄花ばかりだったが、雌花も付いた。 良く見ると、カボチャのベビーがある! 秋が楽しみだ!!!

 

 

リハビリ482―M嬢によるツッコミ

 

さて、作業療法の後はM嬢による理学療法だ。 早速ではあるが、その様子を記そう。

 

先ずは、下半身のマッサージ、続いてストレッチである。 更には上半身のストレッチとして、前回実施した胸郭のストレッチをやった。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/05/29/075551

 

そして、彼女は6階に行って「自転車漕ぎ」(エアロバイク)をやりましょう・・と言った。 彼女は、私を3台あるエアロバイクの中央の1台に案内した。 確か、前回も同じバイクだった。 今回は、少し余裕があるので見ると、3台共、パネルの形がちがう・・ きっと、同一メーカーの発売時期の違いだろう。 と言うのは、パネル以外の駆動部は、見た目、殆んど同じだからである。

 

さて、パネルでの設定であるが、確か前回は「1kgf」だったが、今回は「0.5kgf」で前回と同じ程度に思われた。 そこで、ペダルを漕ぎ始めるとパネルの2つの項目が動き出した。

 

右上の数字はペダルの回転数/分(r.p.m.)であり、左下の数字は運動量(w)(=ワット)である。 この状態で、30wを実現しようと思うと、ほぼ60rpmを実現しなければならない。 しかし、60rpmと言うのは、かなりヒッチャキにならないと実現できない。 そこで、27w位で維持していると、M嬢が話し掛けてきた。

 

   「随分、頑張っていますねぇ・・」

 

と。 これに対して、私が

 

   「目標、30wなんです~」

 

と答えると、彼女は、

 

   「あのね、介護保険に切り替えるのは、〇〇さんのためなんですぅ。 例えば、毎週1回、こちらに通って来ていますよね? 往復で2時間位掛かっていません? もし、近所の(介護)施設を使えば、週3で出来ますよ!」

 

とツッコミを言入れて来た。 勿論、「〇〇さん」とは、私の事だ。 あぁ、M嬢がどこまで本心で言っているか不明だが、いずれにしても、その総合病院で受診していない者がリハビリのみを受ける・・と言う事が難しいのかもしれない。 それに、結局は医療保険から介護保険への切り替えを促す・・と言う、何らかの力が働いているのかも知れない。 

 

しかし、同じ月内では、医療保険介護保険とは共存できない。 すると、切り替えの月は、どうなってしまうのだろうか? そんな疑問をM士にぶつけると、M士は

 

   「そうですねぇ・・ 調べておきます」

 

と答え、同様に質問に対して

 

   「ケアマネさんに訊いてみたら?」

 

と言うものだった。 制度として、どうなっているか・・を訊きたかったのにぃ~

 

   ―――――――――――

 

次回予約日の決定時に、妻がM嬢に訊いた。

 

   「あのぉ・・ スキーのストックみたいな、両手で使う杖ってどうなんですか?」

 

と。 すると、彼女は、

 

   「あぁ、あれですね? じゃあ、今度、使って見ましょう」

 

と言った。