パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

ホタルの夕べ

実は、誤って2017年7月20日分を消してしまった。 そこで順番は異なるが、以下に再掲させて頂く。 中身は。2017年6月中旬の事である。

 

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実は、義弟の一人が無事に定年まで勤め上げた。 高校卒業後の就職なので、実に42年間である。 今は、月間に10日のみ働いている・・と言う。 それに丁度、還暦を迎えたばかりのメンバーもいる。

 

これはもうお祝いしなければ・・と言う訳でも無いのだろうが、別の義弟が高尾にある「うかい鳥山」に、6月中旬に予約を入れてくれた。 そう、食後のホタル鑑賞会が楽しみだ。 かれこれ3回目になる。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/06/24/073701

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2015/07/17/074543

 

先ずは車で到着したら予約を入れてくれた義弟が受付に行って、予め頼んでおいた車椅子を取りに行った。 すると、女性が車椅子を持って来た。 しかし、タイヤの小さいタイプなので段差を越えるのに苦労している彼女の様子を見て、見かねた義弟が介助してくれた。

 

少し早目に到着したので園内を散策していると、5時になり、仲居さんが迎えに来た。 案内された部屋の構造は、前回のとほぼ同じ。 つまり角部屋で、2面がガラスで1面が壁、残りの1面が床の間になっていて、掛け軸と生け花が飾ってあった。

 

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さて、飲み物として生(中)を頼んだら、料理が次々と運ばれて来た。

 

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途中、集合写真を撮ったり、日本酒(竹筒に2合入り)を飲んだりした。 尚、麦とろろメシに赤出汁の味噌汁、香の物のみ、食前の撮影を忘れた。(汗)

 

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え? 肝心のホタルが乱舞する写真が無い・・ですって??? そうなんです、一応、シャッターは切ったのですが、漆黒の闇が写っているのみでした。(滝汗)

 

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では、「2017-07-22」の日記に戻ろう。

 

   

psp-pagf.hatenablog.jp

リハビリ432―調剤薬局とf医師の紹介

さて、7月上旬には、もう一度、午後からリハビリがあった。 しかし、午前中にグルタチオン点滴後に処方箋を受けたので、薬局に行って処方薬を受け取らなければならない。 そこで、妻と私は、(帰宅方向なので)車で門前薬局に行った。 私が車内で待っていると、妻が直ぐに帰って来た。 その理由は、

 

   「(健康)保険証が要るんだって・・」

 

と言う事だった。 そこで、私が総合病院でリハビリの施術を受けている間に、(総合病院の)門前薬局で処方薬を受けようと考えた。 

 

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妻の運転で総合病院に着き、無事にM士による作業療法のリハビリが始まった。 勿論、その間に妻は、いつも行っている門前薬局に行ったらしい。 「らしい」と言うのは、妻からの伝聞だからだ。 その薬局は結構大きな店舗ではあるが、以下の処方の内、グルタミンの在庫が無いと言う。 翌日には入る旨を言われたが、また来なくてはならないので断ったそうだ。

 

   Rx             ベリチーム配合顆粒(1g)              消化酵素配合剤、1日3回・毎食後

  (28日分)  マーズレンS顆粒(0.67g)              胃腸粘膜保護剤、1日3回・毎食後

                            L-グルタミン顆粒99%「NP」(1g) 胃腸粘膜保護剤、1日3回・毎食後

 

そこで、近くの別の薬局に行ったそうだ。 しかし、そこでもグルタミンが無いと言う。 仕方ないので、妻は元の薬局で処方を受ける事にした。

 

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リハビリは作業療法理学療法も、いつも通り無事に、定刻に終わった。(末尾を参照)

 

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 本来は、リハビリの次にF医師による診察がここに入るハズであるが、失念してしまった。 そこで後日記録したので、そのブログを示した。 尚、次号 診察201807―2

 も同様である。  psp-pagf.hatenablog.jp

 

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そこで妻と私は一旦帰宅して、妻だけで最初の門前薬局に行った。 今度は保険証を持って・・

 

すると、妻がそこの薬剤師から色々な情報を仕入れて来た。 以下は、その伝聞である。

 

  • グルタミンは、置いてある薬局はそう多くは無い。
  • O医師は、グルタミンを保険で処方出来る目一杯、処方する。
  • 同様に、肩の痛みで来院した若い女性にも、グルタミンを処方する。
  • 以上の例の様な事が続き、最初はO医師に(照会の)電話をしまくった。
  • 彼(=O医師)は、(医療に対して)何か特別な考えを持っている様だ。

 

更に、重要な情報も仕入れていた。

 

  • 近くの〇〇中央クリニックに、パーキンソン病の名医がいる。
  • その名医とは、自治医科大学のf医師である。
  • 毎週月曜日に診察を行っている。
  • インターネットで調べれば(=名前で検索すれば)、直ぐに出て来る。

 

と言う事であった。 (尚、姓名の最初が総合病院の脳神経内科のF医師と同じであるので、こちらを小文字にした。)

 

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で、本日のタイトルであるが、作業療法で測定した握力の結果でも・・

 

最初に測定した時は、右34kg・左39kgだった。(http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/06/01/110029

 

それから約1ヶ月後に測ったら、右38kg・左41kgだった。 M士は驚いた表情で、

 

   「何をした(ら、こんな急に握力が上昇する)んですか?!?」

 

と訊いた。 私は、バネの付いた2本の棒・・と答え、手で握る真似をした。

 

その次は、左右とも41kgだった。 で、最新の値は? 左右とも、35kgだった!?! その値を読んで、こう言った。

 

   「凄いじゃあないですか! この握力計で35k(=キロ)出るなんて! 確か、デジタルので41kでしたよね!!!」

 

と。 確かに、従来はデジタル式の握力計、今回は昔ながらの「針を手で戻すタイプ」のものである。

 

も しデバイスにより結果が2割近くも違うのであれば、標準分銅を用いて校正しておかないと、データに測定条件が常に付きまとい、データそのものの信頼度が低くなってしまうのでは? ・・と考えるのは、杞憂だろうか???

 

リハビリ431―輪投げは、腹筋運動

 

2018年7月、最初のリハビリ予約日となった。まぁ、リハビリに至るまでの手順は、前回のブログをご参照戴くとして、先に作業療法、後から理学療法を予定している。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/08/11/084701

 

担当は、夫々、M士とS士である。 そこで、いつもの様に外来リハビリ室の待合椅子に座って待っていると、M士が声を掛けて来る事になる。

 

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さて今日は、作業療法の一部を紹介しよう。 それは、輪投げを用いたものである。 勿論、以前やったものとは、本質的に異なる。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/06/10/095322

 

それには、先ず、台の上に仰向けに寝そべって、膝を持ち上げる。 例えば、彼は私の左側・腰の辺りに芯(=中心の棒)を置き、私の右側・同じく腰の辺りに私の方を向いて座った。 そして、彼自身の左側に投げ輪を積み上げ、右手で私の脚を押さえた。 

 

そう、彼が私の右手に一本ずつ手渡す投げ輪を受け取り、それを芯に通して行くのである。 まぁ、文字にするとこれだけだが、現実は結構大変だ。 と言うのも、床に寝そべった状態から、上半身を起こして、更に前屈しなければならないからだ。 これを投げ輪の数(約15本?)だけ繰り返すと、腹筋に疲労が蓄積して来る・・ つまり、これこそが輪投げを用いた腹筋運動だ。

 

ここで、大切なのは、呼吸法だと言う。 それには、先ず1回、腹式呼吸を行う。 つまり、鼻から4秒で吸って、口から10秒でユックリ吐く。 そして、次の1回で投げ輪を芯にかぶせる。 勿論、この時の後半の10秒で上半身起こしからの一連の動作を行う。 尚、この呼吸法は、ヨガのものと同じだ。

 

続いて、上記の腹筋の筋トレを、左右反対にして行う。

 

そして最後は、最も大変な腹筋の筋トレである。 それは、M士が開いた片手を、台の上で仰向けで立てた私の膝の少し後ろに置き、私は両手を合わせて上半身を持ち上げ、両手を彼の手に接触させねばならない。 しかも、出来て来ると、彼は自身の手を徐々に遠ざけている様な気がするのである・・ 流石にこの筋トレは10回のみで終わり、その後、

 

   「じゃあ、チョット休憩しましょう」

 

と彼が言った。 この時ばかりは、仰向けになって休んだ。

 

では、なぜM士は私の腹筋を鍛えようとしているのか? それは、私の姿勢が悪いのは、腹筋が弱いから・・と思っているからである。 私は寧ろ、背筋だと思うのだが・・

 

 

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その後、S士による理学療法の施術を受けて、この日のリハビリを終えた。

 

 

グルタチオン点滴療法―24~25

 

2018年7月になった。 今月も、最初の行事はグルタチオンの点滴だった。 しかも、午後からは総合病院にてリハビリのある日だ。 そこで、グルタチオン点滴の7月前半の様子をお伝えしよう。

 

実はグルタチオン点滴の開始から4ヶ月が経過し、次の血液検査の時期(検査が健康保険で出来る時期?)となった。 そこで、受付にその旨を伝えて、健康保険証を出した。 (通常は、健康保険・非適用なので、保険証は持ち歩かない。)

 

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さて、看護師に呼ばれて物療室に入ると、既に点滴の準備が出来ていた。 私が椅子に腰掛けると、看護師は私に

 

 

   「最初に血を採りますねぇ」

 

 

と言って、駆血帯・アル綿・針・真空採血管(3本)等の採血道具一式を持って、点滴の反対側の腕に寄って来た。 私は、

 

 

   「(オイオイ、今日は2回刺しかよー)」

 

と思った。 見ると、点滴セットに三方活栓は無かった。 まぁ、2度刺し(=刺し直し)が無かったので、良しとしよう・・

 

   ――――――――――――――

 

こうして無事に採血が終わり、翌週には検査結果が出たので、点滴終了後、医師による説明を受けた。 先ずは、結果を披露しよう。

 

(基準値のMは、男性を表す。)

検 査 項 目

成  績

単 位

基 準 値

目 標 値

総蛋白

L       6.4

g/dL

 6.7-8.3

 7.5

蛋白分画

全基準値内

 

 

 

尿素窒素

H       28

mg/dL

 8-22

 

クレアチニン

     0.94

mg/dL

 M 0.61-1.04

 

尿酸

 L            3.3

mg/dL

 M 3.7-7.0

 4-6

肝臓関連

下記以外基準値内

 

 

 

CK

 H           530

U/L

 M 50-250

 

血球関連

全基準値内

 

 

 

血糖値

      94

mg/dL

 70-109

 

ミネラル類

全基準値内

 

 

 

 

この結果を、O医師は次の様に評した。

 

   「総蛋白が低く、尿素窒素が高いのは、蛋白質を十分消化出来ていないため。 その足りない分を自分の筋肉から使っているので、CK値が高い」

 

と。 そして、次の様に訊いた。

 

   「粉薬は、大丈夫ですか?」

 

と。 これに対して、私は

 

   「ハイっ、大丈夫です」

 

と答えた。 すると、O医師は、最後にこう呟いた。

 

  「(水素は、パーキンソンに効くんだけどなぁ・・)」

 

と。 それを聞いて、私はガッカリした。

 

 「(オイオイ、一体だれがパーキンソン病なんだい!?! 私なら、進行性核上性麻痺だって書いておいたろう!!!)」

 

と。 医師といえども自分が診た事のある(理解の出来る)病名でしか診断出来ないんだなぁ・・と思ってしまった。 或いは、パーキンソン病だと言う事にして、1回1,000円ずつ売り付けて、少しでも、高価な水素ガス発生器の元を取ろうと言うのか・・

 

リハビリ430―巧緻作業

 

6月下旬に、も一度、リハビリがあった。 担当は夫々、作業療法がM士、理学療法がS士である。 

 

先ずは作業療法であるが、その内容は「手のリハビリ」である。 即ち、巧緻作業の練習だ。

 

   「日常生活の中で、どんな事にお困りですか?」

 

とM士が訊くので、私は次の様に答えた。

 

   「(食事の時、)箸から食べ物をポロポロと落としてしまう事です」

 

と。 すると彼は棚から何か一式を持って来て、テーブルの上に1枚のタオルを敷き、その上にビニール袋から中身を空けた。 見ると、雑多なものがタオルの上に並んだ。 例えば、1辺が2cm位のスポンジの立方体やら乾燥したマカロニの麺やら大豆の粒等だ。 そして、塗り箸とお椀を渡され、箸でタオルの上から拾って、お椀に入れるのだ。 まぁ、大豆が難しいのは、既述の通りであるが、

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/06/01/110029

 

今回は、お椀を空中に持ち、お椀が迎えに行くな・・と言う。 「迎える」とは、箸で掴んだ大豆の下にお椀を持って来る事だ。 つまり、箸で大豆を運べ・・と言う事だ。 まぁ、その分、難易度は上がる。

 

それが終わると、今度はタオルを箸で畳む練習だ。 それには先ず、テーブル上にタオルを横に広げて置く。 そしてタオルの右端を箸でつまんで持ち上げ、左に2つに折る。 更に、もう一度2つに折る。 すると、長手方向が変わる。 今度は、タオルを自分の正面に移動し、新しい長手方向に3つに折る。 これで、一応完成であるが、3折りする時は「Z」型でなく「の」型にする。 そして、今度は逆の手順でタオルを箸のみで開いて、終了である。

 

このタオル折りの難しい所は。最初の2つ折りの時に、左側の隅を合わせる所である。 ここで、キチンと上下を重ねておかないと、その後の折りが美しくならない。

 

何とか終えると、今度はタオルを濡らして同じ事を行う。 しかし、タオルが濡れていると言うだけで、難易度は格段に上昇する。 と言うのは、後からタオルの位置を直せないからである。 つまり、水分を含んで重くなったタオルの左右の位置を、1発で箸で合わせなければならないからだ。 ・・これが結構、難しい。

 

   ――――――――――――――

 

その後、S士による理学療法の施術を受けて、本日のリハビリを終えた。

 

429―女性作業療法士と

 

さて、2018年6月下旬の某日、リハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 今回は、手順を詳述して見よう。 

 

妻は私を正面玄関で降ろして、車を駐車場に置きに行き、私は杖を持って階段を上って正面玄関を入り、外来用の車椅子を借用する。

 

唯、ここでは未だ車椅子に乗らない。 と言うのは、内扉までの床に点字ブロックが貼ってあるのだが、そのブロックが車椅子の動きを妨げるのである。 しかし、視力弱者のために、止むを得ない・・と思っていたら、その7割近くが厚い防塵マットに覆われてしまっている・・

 

   「(これじゃあ、視力障害者にも、(点字ブロックが)分かんないだろうなぁ・・)」

 

といつも思うのである。

 

ま、それは別として、そんな理由から、私はいつも車椅子を内扉の内側まで押してから、乗っている。 周囲から見ると、変ではないか・・といつも思うのである。 しかし、杖を使っているので、歩行障害がある事は認めて貰えるだろう。

 

こうして、総合受付の前を通って「再来受付機」の前に進み、予め妻から預かった診察券を入れて「はい」を画面でタッチすると、受診案内票と受付番号票とがプリンとアウトされて来る。 この前者を専用のフォルダーに入れて、受診先に渡すのである。 受診終わると、本人に返却されるので、会計窓口に出すのだ。

 

さて、話しは戻って、私は受診案内票を持ち、車椅子でエレベーターホールに進み、そこで妻と待ち合わせる。 ここからは妻が車椅子を押してくれる。 こうして、7階の外来リハビリテーション科に到着する。

 

エレベーターを降りたら、先ずは医師の予診を受ける。 私は車椅子を降り、杖を突いて診察室に入ると、妻が受診案内票を担当医に渡す。 担当は、整形外科を専門とするM医師の事が多い。 まぁ、ここで訊かれる事は決まっている。 それは、リハビリをやるだけの体力があるか否か・・である。

 

   「どうですか、体調は?」

 

と訊くのであるが、

 

   「ハイ、大丈夫(十分)です」

 

と答えると、受診案内票にチェックをいれて、返してくれる。 そして、妻がそれを受け取り、受付の籠にいれて完了である。 こうして、一通りの手続きが終わり、後は時間が来るまで、待合椅子に座って待ってれば良い。

 

こうして作業療法担当のM士を待っていると、

 

   「〇〇さーん?」

 

と言う女性の声がした。 私が振り向くと、

 

   「〇〇と申します。 本日の作業療法を担当させていただきます」

 

と、比較的小柄で、体格の良い女性がこちらの様子を窺う様に、立っていた。 ただ、名札をポケットにしまっていたので、名前は分からなかった。 肩までは届かないショートカットで、前髪をアップにした、中々カワユイ子である。

 

   http://orig02.deviantart.net/2b10/f/2014/020/c/9/yawara_inokuma_by_electricmastro-d72zzrt.jpg (イメージ)

 

では、「体格が良い」と言ったが、決して太っている訳ではない。 と言うのも・・

 

彼女の施術の途中で、台に腰掛けた私の正面から、キャスター付きの丸椅子に座った彼女は、私に言った。

 

   「立って、私の両肩を持って?」

 

と言うので、私は彼女の両肩を上から押さえて、驚いた! 硬い・・ 即ち、筋肉質なのである!!! その硬さ、男性のアスリート並みでさえある・・ それは、その昔、キャンプファイヤーの周りで、ジェンカを踊った際、前の女性の肩を持った時に驚いた、余りのその柔らかさとは、全く異質なものであった。

 

歯科検診―「詰め物が・・」

 

さて、私が三ヶ月毎に歯科検診を受けて、歯石を除去して貰っている事は、過去何回か述べた。 勿論、今年の3月にも検診を受けたが、特別なトピックも無かったので、ブログには書かなかった。 そのため、前回のブログは半年前のものになってしまった。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/01/13/111435

 

さて今回、6月中旬に歯科検診を受けた。 予め、午前中に予約の電話を入れると、その日の午後4時に予約が取れた。 そこで、3時頃から歯磨き・フロッシング等、自分で出来る事は自分でやり、整姿・整容を行い、3時半には自宅を出るハズだったが、諸般の事情で40分近くになっていた。 こうなると、運転手である妻のブータレを道中、聞かなければならない。(汗)

 

それでも、何とかほぼ予約時刻に市内の歯科クリニックに着いた。 早速、健康保険証を診察券入れに入れて2~3分待つと、名前が呼ばれ、診察室に入った。 この時、担当の歯科衛生士のA嬢は、私を先導する様に、後ずさりしてくれる。 まぁ、有難い話しである。

 

さて、私が歯科用の拷問椅子に着席すると、A嬢が紙製の使い捨ての涎掛けをしてくれる。 その後、3ヶ月間の様子を訊くのであるが、この時が自分の歯に対して持っている懸念(=心配事)を伝えるチャンスである。 そこで、以前から持っていた、右上の歯――門歯と犬歯の間の小さな歯――について、訊いてみた。

 

   「あのぉ・・ この歯なんですが、大丈夫ですか?」

 

   「あぁ、この歯ねぇ・・ で、どんな事?」

 

   「歯の裏が、う蝕してないかと」

 

   「う~ん、大丈夫ね。 痛みます?」

 

   「いいえ。 でも・・」

 

   「この黒いのは、詰め物がしてあるからよ」

 

と言う事であった。 それを聞いて、私は安堵した。 しかもその周辺の歯にも、う蝕は無い、と言う。 矢張り、意識して磨いたり、強くうがいをしてきた成果だろうか???

 

と言う事で、「80-20」にチョッピリ自信を増した。