パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ414―右肩が下がっている???

 今日は2月下旬、今月4回目のリハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 まぁ、いつも通り手順・手続きは進み、担当のI士が声を掛けて来た。 そして、

 

   「どうですか、調子は?」

 

と訊いて来たので、正直に。

 

   「う~ん、余り良くありません」

 

と答えたら、

 

   「ですよねぇ・・ そう言う時は一旦止まって、姿勢を正してぇ・・」

 

と言いながら、私の歩行を止め、両手で私の胸を持ち上げた。 そして、更に

 

   「もっと、ゆっくり歩くとイイですよ」

 

と示唆した。 成る程、リハビリが時間で始まるので、無意識に焦っていたのかも知れない・・

 

   ―――――――――――――――――――

 

そして、いつもの手順で、リハビリが始まった。

 

I士は、前半、いつものマッサージやストレッチをこなして行き、後半、キャスター付きの丸椅子を持って来て、台に腰掛けた私の正面に座った。 そう、今回も背中のストレッチを行おうと言うのだ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/12/04/073749 (ここでは、立位から)

 

そこで、彼は自身の両肩に私の両手を乗せる様に指示した。 しかし、今回は、彼の姿勢がいつもと大きく異なっていた。 それは、彼が左肩を上げている事である。 それも、半端ない程である。 例えば、左右の肩を結ぶラインが水平から30度以上傾いているのだ。 左右の肩の高低差にすると、30cm以上となる。 そんなに傾いて、彼自身が倒れないか心配な程である。

 

では、なぜ? それは、どう考えても私の右肩を上げるために違いない。 でもそれ程私の右肩が下がっている!?! 否、殆ど水平なハズである。 それでも尚、彼が左肩を上げている理由は?

 

それは、きっと私の癖を修正するためだったのだろう。 私が彼の肩から手を離した時、丁度良い高さ(=水平)になる様に・・

 

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さて彼は、続いて私の歩容の確認に移った。 先の肩を上げる訓練の成果を確認するためなのだろう。 私は、自分の歩く様子をリハビリ室内の全身鏡を観ながら歩いていた。 まぁ、「歩行障害」のある者の歩き方・・と言われればそう見えるし、正常な人の歩き方の個性だ・・と言われればそうにも見える・・

 

しかし、I士を始め、殆んど全ての理学療法士は、正常な人の歩容を目標としている。 まぁ。私はそこまでは求めていないが・・

 

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この、理学療法士(達)の「正しい」歩容に対する拘りは、杖を使った歩行においても同様である。 例えば、I士はこんな事を言った。

 

   「杖は(体の)前で突かないで、横で突く様にして下さいねぇ・・」

 

と。 これは、杖を前に突くと、重心が前に移動し、前屈みになってしまう。 横に突けばその様な事は無く、単にリズムを取る事になる。 例えば、スキーのストックがこれに当たる。

 

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リハビリの帰りに税務署に寄って、確定申告書を提出しようと思って行ったら、駐車場が混んでいて、臨時駐車場に誘導されそうになってしまった。 私の申告書の提出のみなので車を少し広い所に停め、妻に提出して貰った。

 

孤独死(続)

 

さて、今月初めに紹介した2軒隣のNさんの孤独死であるが、テレビのニュース解説では、孤独死が発見されるまでの時間は、男性で平均3週間・女性で1週間程らしい。 Nさんの場合は新聞配達員の機転により1週間程で発見されたのは、遺族にとっては安堵以外の何ものでもないだろう。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/03/02/131747

 

さて、通夜と葬儀(告別式)であるが、妻が組合(=自治会の班)として出席してくれた。 以下は、その伝聞である。

 

場所は市内の県営斎場、同じく市内の葬儀屋に頼んだので、組合の仕事は受付位である。 しかも、通常200人位の参列者であるが、Nさんの場合は70人程と少なかったらしい。 それも、近所の人・親戚・役関係の人位である。 役と言うのは、定年後、民生委員等をやっていた事を指す。

 

え? 旧職場の人・・ですか??? Nさんは、都内の私立小学校で教師をやっていたが、60歳の定年を機に退職した。 それでも(退職後も、学校の要請で)、2~3年は通っていたらしい。 しかし、10年も経つと、かつての同僚も退職し、人も入れ替わっていて本人を知る人が在籍しているか否かも不明であろう。 きっとその様な事情を考慮して、遺族は、連絡していなかったのだと思われた。

 

そんな事情もあってか、祭壇に花の少ない、寂しい葬儀だった様である。

 

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さて、妻の関心事は、四十九日法要である。 1月下旬に亡くなったとすると、3月上旬にありそうなのだ。 中~下旬はお彼岸だし、最終週では遅すぎる。 かと言って、こちらから遺族に訊くと、出席(のために案内)を催促しているみたいだ。

 

仕方なく、近所のオバサンに訊きに行った。 オバサンの説明は、以下の通りだ。

 

   「何か、四十九日(法要)は、『自分達だけでやる』と言ってたわ。 それに、今いる弟さんは、四十九日まではいるらしいけど、四十九日が終わったら、大阪に帰っちゃうみたいよ」

 

と。 すると、妻は急にお彼岸が心配になった。

 

   「じゃあ、お彼岸の線香参りは、どうなっちゃっうんでしょうか?」

 

と訊いた。 すると、オバサンは、

 

   「そうねぇ・・ こっちから(線香を上げに)行く事は出来るけど、向こう(­=Nさんの遺族)は廻れないだろうから・・ 自然消滅かな? それに、(Nさんの)家が開いているかどうかも分からないしー・・」

 

と答えた、 それを聞いて、(Nさんには申し訳ないが)妻はチョッピリ安堵した。 と言うのも、ここ数年、すっかり足腰の弱った自分の母の代わりに、線香参りをしていて、それが結構、負担になっていたからである。

 

話しは戻るが、Nさん宅の暖房は、昔ながらの石油ストーブのみだったらしい。 恐らく本人気絶後、1日程で燃料は切れ、2月下旬に降雪があり、その後も残雪で気温が低く、1週間程で発見されたのでまだ良かったが、夏場に閉め切った部屋(40℃以上)で3週間も発見されなかったら、ご遺体の状況は・・と考えると、背筋が寒くなる。

 

 

リハビリ413―「学生さんも、一緒にイイですか?」

 

さて、2月中旬の今日は、リハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 いつもの様に玄関で降り、いつもの様に外来用車椅子を借用し、いつもの様に受診案内票を出力し、いつもの様に車椅子に座り、いつもの様に車を駐車場に置いてきた妻と待ち合わせ、いつもの様にエレベーターで7階の外来リハビリテーション受付に着いた。

 

いつもの様にM医師の予診を受け、いつもの様に待合椅子に腰掛けて待っていると、いつもの様にI士が声を掛けて、リハビリが始まった。 唯、いつもと違うのは、定刻より少し早い事と、彼が

 

   「学生さんも、一緒にイイですか?」

 

と訊いて来た事であろうかあ? 私が彼の視線の先を見ると・・ 白いケーシー姿の女性が立っていた。 見ると、キャーー・・ 可愛い!!! 丸顔に大きな目、スッキリした目鼻立ち、ダークブラウンの髪は全部後ろに持って行き、編み込みになっている。 そして、下に目を遣ると、スタイル抜群である事は、ケーシーの上からでも分かる。

 

ン、首から何かストラップを下げている。 その先には、病院のロゴマークの入った名札があり、名前が印刷してある。 そこには、「Y口〇〇子」とある。 以降「Yさん」と呼ぶことにしよう。

 

Yさんは、I士行うストレッチを自分のメモ帳に記して行った。 と言うのも、最後に見ると、ページが文字でびっしりと埋まっていたのである。

 

そう、熱心で容姿端麗、オマケに美人・・となれば、誰しもマッサージを受けてみたいもの。 きっとそれだけで、「元気」になれそうでしょ!?!

 

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え? 肝心のI士の施術は、どうしたのか・・ですって??? そうでした。(><)

 

なぜか、I士の施術はテキパキとした印象で、新しい小技を入れたり、タオルを使った首のマッサージも入れたりしてくれた。 

 

そして、最後に歩容のチェックである。 彼は私に靴を履き、室内を歩く様指示した。 彼が後ろから観ているのが分かっているので、私は可能な限り、「上手に」歩いた―――――積もりだった。 勿論。胸を張り、背の肩甲骨を寄せ、腕もしっかり振り、脚を上げて大股で、そそて勿論、左右対称に・・

 

しかし、歩行後の彼の評価は、

 

   「矢張り、右側が下がってますねぇ・・」

 

と言うものだった。

 

   ―――――――――――――――――――

 

こうして、無事に施術が終わり、受付前に戻った。 私達はYさんにも挨拶をしたら、

 

   「ありがとうございました」

 

と言いながら、頭をペコリと下げた。

 

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帰路に税務署には寄ったが、私の分はまだ添付資料が整わず、提出できなかった。

 

確定申告

 

さて、今年も確定申告書の提出期間が始まった。 勿論、医療費控除を受けるために確定申告を行うのであるが、実はもう一つ大きな目的がある。 それは、昨年の株の赤字を申告分離課税にした分で、

 

    http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/03/19/092730 (「株での火傷」)

 

今年の黒字を減らし、特定口座で源泉徴収された税金(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=合計20.315%)を取り戻さなければならない。 尚、私は国税庁のホームページから「確定申告書等作成コーナー」を利用している。 

 

   https://www.keisan.nta.go.jp/h29/ta_top.htm#bsctrl

 

え? 良く分かんない・・ですって??? かく言う私も詳しくもないので(汗)、下記サイトおよび関連サイトをご高覧下さい。(滝汗)

 

   https://www.kabu-syoshinsya.com/aggregation

 

それには、先ず、配当益を譲渡損で埋める。 (これを「損益通算する」と言う。) 尚、それでも余る配当益は、申告分離課税で申告し、更に前年の火傷(株の赤字)を、入力すると、ソフトが自動的に、「・・・ 確定申告書付表」(翌年以降に繰り越される上場株式等に係る譲渡損失の金額の計算書)を作成してくれる。

 

   ―――――――――――――――――――

 

そこで、いよいよ上記のコーナーに行き、先ず、株式を入れずに作成して見た。 すると・・ 無税で無還付となった。 では、株の譲渡損と配当益を入れると???

 

おっと、その前に、調べておかなくてはならない。 それは、確定申告において、源泉徴収ありの特定口座が複数ある時、その内の一部のみを選択して申告する事が出来る(=適法)か否か・・である。 と言うのは、「譲渡益のみ」(配当=0)の特定口座があるからだ。 これがあると、折角の「譲渡損+配当益」の効果を薄めてしまう。

 

そこで知り合いの税理士に照会したら、

 

   「申告者が特定口座を選択して申告する事は、『可能』である。」

 

と言う返事を貰った。 そこで、D社の「特定口座年間取引報告書」とS社の「分配金計算書」(2葉)のみを申告分離課税方式で申告しようと、「確定申告書」を作成して見ると・・

 

オオ、見事に源泉徴収徴収された税金が、全部還付になる・・と出た!

 

うん、これを印刷して、今度病院に行く日に税務署に提出してこよう!!!

 

水難の相12―株式会社アネシ〇のあがき(終)

 

さて、株式会社アネシ〇からは、見積もりを貰った所までは紹介した。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/02/14/092348

 

では、その後は?

 

実は、地元の業者による修理が終わった頃に、アネシ〇の女性から電話が掛かって来た。 私は、

 

   「う~ん、額が大きいので・・ まだ思案中なんですぅ」

 

と答えたら、何か妙に納得した様子だった。 その後、見積もり有効機関を過ぎても連絡がないので。「もう、忘れた!」のかと思ったら、チャンと電話があった。 流石に今回はキャンセルの旨を伝えた。 すると、

 

「それでは、10,800円の請求書を郵送させて戴きます」

 

と言うので、私はコチンと来た。 そして、言ってやった。

 

   「確かに、年末に来てい頂きました。 でもその目的は何だったんですか?」

 

   「えぇーっと・・ 設備の点検とぉ・・」

 

   「漏れ箇所の同定じゃあないんですか? 漏水箇所は分かりましたか?」

 

   「・・・」

 

   「分からなかったんでしょう? だって、S(ハウスメーカー)さんから、後日、TOT〇の会社の人が『漏水箇所の調査に来ました』と言っていましたから・・ 要するに、Tさんの仕事は・・ 言っちゃあ失礼ですが・・ ・・ 子供の使い・・ でしょ!?!」

 

と。 ここまで言ったら、私の意とする事を察した様で、

 

   「チョット、お時間を頂戴できますか?」

 

と言って、電話を切った。 それから、2週間ほどした2月の中旬、今度は男性から電話があった。

 

   「・・ では、税込み8,640円でいかがですか? 元々、8,000円まではご了解頂いていた訳ですしぃ、8,000円なら当社としましても・・」

 

と、柔らかい口調で、慇懃に言われると、

 

   「(まぁ、大晦日の日曜日に来て、熱心に調べて行ってくれたしぃ、それにTさんは『8,500円プラス消費税』と言っていたので、この辺が落し所 かな?)」

 

と思って、妥協した。 後日、8,640の請求書が郵送されて来たので、インターネット経由で振り込んだ。

 

こうして、水難の相に関する、全てのイベントが終了した。 しかし、株式会社アネシ〇のボッタクリ体質は、請求書にも表れていた。 と言うのは、その明細が

 

                                          出張費                  5,000

                                          諸経費                  3,000

           ―――――――――――――

             計                     8,000

                                          消費税                   640

           ―――――――――――――

                                          税込計                  8,640 円

 

これを見て、

 

   「(えーーーっ、諸経費が3,000円!?!)」

 

と思ってしまった。 しかし、そうではないのである。 先ず、「8,000円ありき」なのである。 まぁ、休日の半日の出張費が5,000円も(技術料を含めると)合理的範囲だろう。 で、その差を埋めるため「3,000円」なのである。

 

リハビリ412―「確かに(上半身が)硬いですねえ・・」

 

さて今日は2月中旬、今月2回目のリハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 正面玄関で車から降り、外来用車椅子置き場から一台を借用しようと、折り畳まれて並んでいる一台の手押しハンドルを持ち、バックしようとした。 そうしたら、(当然の事だが)主輪もキャスターも軽く動くので、そのまま「おっとっと」となってしまった。

 

しかし、ここは病院の玄関。 万が一、衆目の前で転んだりしたら、大ごとになりそうなので、頑張って(?)こらえた。 その結果、何とか70cm程引き出して、方向を変えた。 後は前進のみなので、車椅子を手押し車の様に押しながら問題なく進めたので、受診案内票も取れた。

 

さてエレベーター前で、駐車場に車を停めに行った妻と車椅子に座って待ち合わせるのであるが、そこは通路にもなっているので、邪魔になる。 そこで、少し手前で乗る事にした。

 

そこで先ず車椅子のシート(座面)を上から押して広げ、左右のタッグルブレーキを掛けようとした、将にその時、その女性が現れた。 その女性は、

 

   「どうかしましたか、大丈夫ですか?」

 

と親切にも訊いてくれた。 私が車椅子に座ると、

 

   「どちらまで?」

 

とその女性が訊くので、丁度、壁にかいてあった文字を指し、

 

   「Dまで、です」

 

と言った積もりだったが、彼女は。「Dの受付」と思ったらしく、受付嬢まで応対に出て来てしまった。 私は彼女が去ったのを確かめ、受付嬢に断りを入れて。車椅子をバックさせた。

 

本当に、親切な人がいるものだ。 あ、別に「大きなお世話」なんて、微塵も思っていない。(マジ)

 

   ―――――――――――――――――――

 

こうして、妻とエレベーター前で待ちあわせ、7階の外来リハビリテーション受付に着いた。 いつものM医師による予診を受け、待合椅子に腰掛けて待っていると、I士が声を掛けて来た。

 

こうして、I士のサポートを得ながらリハビリ室に歩いて行った。  勿論、今日は足がすくむ傾向にあるので、自然と前屈みになり、杖を頼りに「トットットッ」と歩いていた。そんな様子を見ていたI士は、一旦、私を立ち止まらせて、両手で私の胸の前後に置き、「グッ」と私の胸を張らせた。 すると、彼は

 

   「固いですねぇ・・」

 

と、言ったのみだった。 ・・と、その時は思った。

 

   ――――――――――――――――――

 

こうして、いつも通りI士による施術が始まった。 いつものストレッチやマッサージのルーチンをこなし、いよいよ終盤になった。 彼はキャスター付き丸椅子に私に向かい合う様に座り、私に台に浅く腰掛けて両手を彼の肩に乗せる様指示し、

 

   「目一杯、背中を反って下さい」

 

と言って、自身ものけ反った。 私はグッと引っ張られて、背が伸びる形となる。 以前も紹介したが、この体勢で肩から手を離したり、そのまま台から立ち上がったりした。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/12/04/073749

 

更に彼は、私に台に浅く腰掛けたまま。胸前で組む様指示した。 そして、肩のラインを水平に保ったまま、上半身を左右に動かした。 その後、自分で動かす様指示した。 これも、以前「バランスの回復(=転倒防止)法として紹介したが、

 

私が驚いたのは、彼の言葉である。 私が自分で左右に動いているのを見て、彼は、

 

   「(私の上半身は)左右には柔らかいんだよなぁ・・ 前後には固いけど・・」

 

ど独り言の様に、呟いた。 それを聞いて、私は、

 

   「(えぇーっ? この練習は上半身の柔軟性のためだったの!?! 転倒防止のためじゃあなかったの!?!)」

 

とおもってしまった、

 

三陰交

 

「た〇しの家庭の医学」と言うテレビ番組で、頻尿対策を紹介していた。 自ら頻尿だという女性3人が水500mlを飲んで、尿意を感じるまでの時間と、その時の膀胱の容量をMRIで測定し、それらを普通の女性2人と比較していた。

 

頻尿の女性は、飲水後22分程でソワソワし始め、(尿意申告用)ボタンを押した。 この時の膀胱の容量は127mlだった。 (他の2人は、飲水後37分・47分後) 他方、普通の女性が尿意を感じたのは1時間20分と1時間45分後であり、その時の容量は327mlであり、この段階で既に2.5倍以上の差になっていた。

 

また、ある被験者の日常を放送していたが、台所でフライパンで加熱調理中に尿意に襲われ、大学受験勉強中の息子が呼ばれて、交替していた。 数えると、昼間だけでも23回もトイレに、夜間でも数回トイレに起きていたと言う。

 

   https://eyaurban.com/%e3%81%9f%e3%81%91%e3%81%97%e3%81%ae%e5%ae%b6%e5%ba%ad%e3%81%ae%e5%8c%bb%e5%ad%a6/urinary-frequency-home-medicine/

 

では、家庭で出来る頻尿対策は? それが、本日のタイトルである「三陰交」である。

 

三陰交 ・・ 何か淫靡な響きである。 「三」は数字の3、「陰交」は「淫行」ではなく、「陰」が「交」わる場所。 即ち、東洋医学で言う所の「ツボ」の事である。 ここには、足を通っている肝経、脾経、腎経というとても大切な3つの陰経が交わっていると言う。

 

   http://www.fukurow.jp/wp-content/uploads/2015/07/sann.jpg

 

場所は、両足の内くるぶしの頂点から指4本分、上らしい。

 

   https://www.youtube.com/watch?v=fwS1y-3L3Es

 

   https://youtu.be/E0YsCyPFfH4?t=7

 

「らしい」と言うのは、無責任な話しであるが、実際、自分で押した時の「ズン」と言う感じが分からない。 しかし、この三陰交を1日3回、毎食後に1分ずつ押すだけで、著明な改善が見られたと言う。 例えば、日中23回もトイレに行っていた前記の女性の例では、

 

  23回(実行前)→12回(初日)→9回(3日目)→8回(4、5日目)→7回(6日目)

 

と回数が減少して行ったと言う。 であれば、夜間頻尿の私としては、これはもう試すしかない!!!

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/02/10/091158 (日記の後半)

 

そこで、三陰交と思われる場所を押してから就寝した。 しかし、回数そのものは、相変わらず3回だったが、「切迫感」が消失していた。 更に一週間、指圧を続けると、一晩3回だったのが2回となり、現在は1回となった。

 

つまり、チャンと三陰交を押せていたと言う事と、三陰交を押す事が夜間頻尿の改善に資したと言う事である。

 

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では、なぜ三陰交が頻尿の改善に役立つのか? 西洋医学的に考えてみよう。

 

そもそも、なぜ加齢に伴い、頻尿になるのか? それは、「膀胱満タンセンサー」が誤動作を起こし易くなるからである。 

 

三陰交には、膀胱周辺の神経が通って、足まで伸びている。 この神経を刺激すると、「センサー」の誤動作を起こさなくなる。 では、なぜ三陰交なのか? それは、この場所で神経が表皮の近くを通るから。

 

もし、(夜間)頻尿や切迫尿意に悩まされている人がいたなら、是非お試しを!!!