パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

4月のリハビリ(2)  

 前の人が終わり、(台が空いたので)いよいよ我々の順番となった。 彼は必要最小限の挨拶をして、早速施術に入った。 

 

   「(うん、上手いっ!)」

 

と、私は思った。 と言うのは、技の連綿が合理的でスムーズだ。 きっとこれは、彼が決まったルーチンを持っているからに違いない! ・・と言う事は、彼は新卒ではなく、転職組に間違いない!?!

 

その後、部位別の施術に入ると、彼が私に、

 

   「どうですか、大丈夫ですか?」、「痛くないですか?」

 

と訊くのであるが、まぁ、初回なので仕方ないし、彼も私の事を気遣って言ってくれているのは、分かる。 しかし、折角の施術を中断してまで頻回になると、少々ウザったくなってくる。 ここは、K士の様に、

 

   「痛かったら、(遠慮なく)言って下さい?」

 

で十分であろうし、第一、患者の表情を見ていれば、分かるだろに・・

 

最後に彼が私に訊いた。

 

   「どうですか、私の今日のリハビリは、弱かったでしょうか?」

 

と。 そこで私は正直に

 

   「もう少し強くても、大丈夫です」

 

と答えた。 すると、彼は、

 

   「分かりました。 次の機会には、そうしましょう」

 

と言って、その日のリハビリを終えた。

 

   ――――――――――――――

 

そうしたら、その「機会」がやって来た。 同月の下旬に、もう一度、彼が担当する機会があった。 では、その時の手技の強さは、初回より強くなったのか? 実は、余り、印象にない。 と言う事は、私に丁度良かったのではないか・・と思っているし、仮に弱ければ、それなりの印象が残っているはずだ。

 

流石である。 1回の施術で、患者の状況(好み?)を把握し、その結果を次回の施術に活かす・・ 私の好みである。(><)