パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

MRIを撮る

 さて、今日は4月の中旬、総合病院にて久々に会ったT医師が(予約を)取ってくれたMRIの撮像日だ。 そして、同時にT医師の診察日でもある。 なぜ、同日なのか?・・ですって!?! それは、我々が2度来なくて、1度で済む様に・・と言うT医師の配慮である。 実際、MRI撮像が12時半、診察が2時だ。 但し、撮像の30分前までに、再来受付機にて、受け付けを済ませよ・・とあるので、我々は妻の運転で、12時前に着くいた。

 

   ――――――――――

 

その後、MRIの受付に行って、再来受付機で出力された紙を提出して、後は順番を待つのみとなった。 しかし、待合室に入って驚いた。 既に7人/組程が待っていて、座る椅子すら無いのだ! すると、若い女性が席を譲ってくれた。 きっと、私の歩行器姿を見て、

 

   「(彼より、私の方が元気!)」

 

と思ったのかもしれない。 折角なので、若い女性のご厚意に甘える事とした。

 

すると、女性職員が検査着を持って、待合室に入って来て、

 

   「〇〇さ~ん?」

 

と声を掛けて、空いているロッカーを案内していた。 それで、MRIの順番が近い事が分かる。 そうなると、我々の順番はまだまだ先だと分かった。 そこで、予めトイレに行っておく事とした。

 

トイレは受付の裏側だ。 男子用の扉を開けると、奥の正面に「検尿カップ」置場の小さな扉があり、昔、採尿したことを思い出した。

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/12/15/083111

 

   ―――――――――――――――――

 

すると、待合用の椅子の間の扉が開いて、女性技師が患者を呼んだ。 私は、

 

   「(そうか、高価なMRIが2台あるのかぁ。 だから、昼休みも技師を貼り付けて、元を取る(=減価償却費を出す)必要があるんだなっ!?!)」

 

と思ってしまった。

 

   ―――――――――――――――

 

そんな事を考えていると、検査着を持った女性が我々の名を呼んだ。 すると、妻が、

 

   「検査部位から(推)して、検査着に着替えなくても良い・・と、先生に言われました」

 

と言うと、女性は帰って行った。 いよいよ・・である。 事実、暫くして、厚い金属(ステンレス?)製の扉が開いて、中から女性が呼んでいる。 私は入り口まで歩行器で進み、室内では、木製の杖を使った。

 

私は、彼女の案内で台に乗り、耳栓をして台に仰向けに寝た。 彼女は、私の両耳の横にタオルを詰め、頭部が固定されたのを確認してオペレーションルームに消えた。 

 

すると、台が動き、頭がトンネルの中央の付近に来ると。

 

   「どっどっどっどっ、だだだだだだ‘、ぶーーーーー、ぴーーーーー、ことこと、からから・・」

 

と、大音量で色々な音がした。

 

   ――――――――――

 

10分間で、無事「無罪放免」となった。 しかし、時刻は既に1時25分、あと30数分でT医師による診察が始まってしまう!?!