リハビリ528―「そんなの、簡単さ!」
さて、4月第2週のリハビリの開始を待っていると、三度(みたび)S士から声が掛かった。 2度連続と言うのはあっても、3度と言うのは、S士に余程好かれているからだろうか(ナイナイ!)、それとも単に偶然なのか???
では、施術の担当は、どの様に決まるのであろうか? それを推定するためには、先ずは
理学療法士がどの様に働いているのかを知る必要がある。 以下は私の推測も含む。
ま、N整形外科では、介護保険のリハビリと医療保険のそれがある。 医療保険のリハビリは、予約制であるが、介護保険のそれは「来た順」である。 つまり、医療保険のリハビリの合間に、介護保険のリハビリをやるのである。 で、リハビリは20分が1単位であり、予約は30分毎なので、その前の人が早めに終われば、10分を捻出する事は可能であろう。 そして、介護保険のリハビリを入れても、その次の患者を10分待たせるだけで済む。 きっと、理学療法士自身が、時間の工面をしているのだろう。
そして、この日、マシーンによるトレーニングを終えて、お声掛け(=施術の順番)を待っていると、リハビリ助手のSさんが声を掛けて来た。
「あれっ? 運動(=施術)は、まだなの???」
と。 そして受付のカウンターの所に行って、何かの書類を見て、
「2番目でーす」
と教えてくれた。 その2番目の理学療法士がタマタマS士であったので、連続3回と言う「偶然」
という事になる。
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さて、週の後半のリハビリは、K士による施術である。 彼はいつもの施術を施した後、私に立って、いつもの壁まで(杖を使って)歩いて行く様、指示した。
私が壁に到着すると、彼はこう言った。
「ハイ、こちらを向いてぇ・・ 踵を壁につけてぇ・・ そうそう! そしたら、頭を後ろにやって胸を反らせてぇ・・ イイ姿勢になりましょう」
と。そしてっそう言いながら、私の肩の下辺りに、指を立てた。 そして、
「1、.2.3. ・・ 9.10」
と数え、
「ハイ、いいですよぉ、楽にしてぇ・・」
と言うので、私は、肩をすぼめる。そんな事をあと2回、繰り返した。 勿論、踵、尻、背中、後頭部が壁にピタリと付けば理想的なのだろが、コルセットを付けているので無理なのは、彼も分っている。 その結果、このS
「(そんなの、簡単さ!)」
と思える程、軽いストレッチである。