パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リビハリ524―腕伸ばしで合格

 

週の前半、I士によるリハビリは、久しぶりである。 しかしながら、彼の声は低いので、彼の質問が、「取り調べ」の様に聞こえてしまうのだ。 

 

まぁ、施術そのものは、普通であるが、N整形外科の理学療法士達はかつて受けていた総合病院の士達よりも、緩和である。 例えば、仰向けになって片脚を上げるハムストリングのストレッチでは、チョット伸ばして硬くなると、もう止めてしまう。 これが総合病院の士なら、患者が(痛みに耐えられず)ギブアップするまでやるだろう・・

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/01/07/170022 (の前半)

 

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さて、週の後半は、K士である。 いつもの施術の後、今回は、腕伸ばしをやった。 そのために、彼は 私に壁まで杖を使って歩いて行き、壁に直角に位置ずる様、指示した。 

 

私は、気を利かせた積もりで、上半身を傾けて「腕を目一杯伸ばしたら、

 

   「違います。 そうじゃあなくって、先ずは体を真っ直ぐして、腕を水平に上げて下さいねぇ。 いや、手はグーにしてぇ・・」

 

と言いながら、サージカル・テープを3cmほど千切って、私の拳の先端位置の壁に貼った。 次に、上半身を目一杯傾けて、腕を伸ばせ・・と言うので、その通りやったら、矢張り先程と同じ様にテープを貼った。

 

そして、彼はポケットからメジャーを出して、テープの間隔を測って、こう言った。

 

   「23cmですかぁ、凄いですね!」

 

と。 そして、台に戻り、記録した。 そのプリントでは、15cm以上で「○」が付くらしい。 つまり、堂々の「合格」である。 それなら、

 

「(今回は18~20cmにしておいて、次回のマージンとすれば良かった)」

 

とコスい事を考えてしまった。(><)