パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ391―上半身の柔軟性

さて、9月中旬の某日、リハビリの施術を受けに、妻の運転で総合病院に出掛けた。 いつものM医師の予診を受けて待っていると、担当のI士が声を掛けて来た。 さてリハビリに入り、空いている台を探して、本日の施術が開始となった。

 

靴を脱いで台の上に仰向けになると、

 

   「先ずは上半身からやりましょう」

 

と言って、私の左上方から私の左腕を持った。 今までは、下半身のマッサージとストレッチからだったのに、どういう風の吹き回しだろう・・と思った。 そして、左腕の施術中に、彼が

 

   「どこか痛い所は、ありますか?」

 

と訊いて来た。 彼にしては、珍しい質問である。 私が、

 

   「右の肩です」

 

と答えると、更に、

 

   「いつ頃からですか?」

 

と質問して来たので。二ヶ月である旨を答えた。 そう、以前彼には、伝えてあったのだ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/09/03/091041

 

きっと、既に痛みは終息した・・と思っていたのだろう。 その後、右上半身、特に肩のストレッチに移ったが、彼は

 

「どうですか、これは痛く無いですか?」

 

と施術場所や方法が変わる度に訊いてくれた。 私の場合は、特定の角度に腕を上げた時のみ痛むので殆んどの場合否定したが、その角度になった時に顔を歪めた。 すると、彼は、

 

   「この角度に広げた時だけ痛むのは、〇〇筋が〇〇腱に当たる時に・・」

 

と解説し、その防衛のためにはどうしたら良いのかを教えてくれるのかと期待したら、

 

   「あっ、ごめんなさい。 痛い所(のストレッチ)は、止めておきましょう」

 

と言うのみであった。

 

   ―――――――――――――――――――

 

さて、今日の新技である。 I士は私に靴を履いて立位になり、両足を肩幅に開く様、指示した。 更に、後ろに反る様、指示した。 私は、両手を腰に当て、後ろに反った。 すると、彼は、

 

「今度は、両手を肩甲骨の下辺りに当て、同じ様に反って見てください」

 

と言った。 つまり、前者では腰が反ってしまうが、後者では胸郭の中央辺りから反ることになる。 唯、全身のバランスを取るために、腰が多少反るのは構わない様だ。

 

唯、このストレッチの意味が分かるには、もう少し時間が掛かった。