パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

警官に捕まる!(現行犯) - 滞米生活、その25

CSUコロラド州立大学)の敷地の周辺にはフェンスや塀がありません。 道路がそのまま敷地の境になっています。 しかも、大学の中の道路にも「○○通り」と言う名称が付いている場合もあります。 そうしますと、大学の敷地内の道路(私道)なのか、敷地がまたいでいる公道なのか、分からない事になります。

 

実は、公道と私道の区別が明確でないために(?)、警官に捕まってしまったのです! 日本では大学構内をパトカーが巡回する事は考えられませんが、コロラド州立大学内では、否、フォートコリンズの街中でもパトカーを良く見ました。

 

ある時、私が自転車に乗って職場に向かっていると、大学内を巡回しているパトカーに呼び止められました。 「(別に悪い事をしている訳でもないのに・・)」と怪訝な顔をしていると、警官が

 

  「You were riding wrong way.」

 

と言うのです。 一瞬、「(wrong wayは、悪い道・・ つまり、道を間違えたのか?)」と思ってしまいました。 そうしましたら、「貴方は、間違った方向に自転車を乗っていた。」と言う意味でした。 ハテ、何が間違っていたのか?

 

  「What does it mean, Sir?」 (それは、どの様な意味ですか?)

 

と訊くと、大学内の公道を左側通行していたのでした。 米国では自転車は車と同じく、右側通行をしなければならなかったのです。 そして、違反キップを切られてしまいました。 自転車乗りで!

 

因みに、警察官は「Policeman」とよばずに「Cop」と言われていました。 例えば・・ 「ロボコップ」と言う映画もありましたね。

 

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後日キップを持って、街のとあるOfficeに行きました。 案内に従って建物に進むと、部屋の前に大勢並んでいました。 審査の順番を待っていたのでした。 最後尾に並んでいると、やがて自分の順番が来ました。 

 

気難しい顔をした男性が、「貴方はこの違反を事実と認めるのか?」と訊くので、「Yes, sir!」と答えると、過料の額を言われました。 もし「No, sir.」と言えば、裁判で争う事になったのでしょうか? そして指定の金額を窓口で支払って、一件落着となりました。

 

日本で自転車の運転を見ていると、反対側通行など、当然。 停車中の車の間を抜けて反対側に飛び出したり、横断歩道を進んだり、信号を無視したり、我が物顔で道路を縦横無尽(?)。 もしこの駄文を読まれた方が今後も法令を遵守し、安全な自転車の乗り方を心掛けて下さったなら、望外です。

 

蛇足ですが、自転車による道路交通法違反は、過料でなく科料となります。 くれぐれもお気を付けを!