森林公園にてサイクリング―3(続)
まぁ、何と健康的な一日だったろうか! ・・と言いたいが、もう一つの難所が残っている。 まだ南口までの「ダラダラ坂」を降りなければならない。 今度は下りであり、疲労もあるので。突進歩行(と、転倒)が心配なのだ。
そこで、私は烏賊博士が曳くチャリの右側に廻り、左手でフレームを抑えた。 すると彼は、その上に自らの手を乗せてくれた。 そればかりではない、私が歩きやすい様に
「1,2,1,2・・」
と聴覚キューを発してくれたのだった。 そんな訳で、2度程右膝を付いたものの無事に車に辿り着いた。 そこで彼は自分の自転車を畳んで袋に入れ、車に載せた。 こうして森林公園駅まで送り、そこで別れたが、途中、彼が道路沿いの並木道を指して、駅から公園まで、自転車専用道路があり、安全に来られるのだと教えてくれた。 これが、彼がこの公園を気に入っている理由の一つとなっている。
こうして、本当に一日の行事が無事に終わった。 と言っても、彼のサポートのおかげである。 歩行障害や易転倒性から運動不足になりがちな私を誘ってくれた烏賊博士には、感謝しても、し切れない。
唯、今回、私の進行性核上性麻痺が「緩徐進行性」の病気である事を、改めて実感せざるを得なかったのだった。
――――――――――――――――――――
ただ、後日談がある。
確かに疲れたが、その後、調子イイのである。 まるで、長瀞・秩父への家族旅行の後の様だ。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/11/17/090616
では、なぜ? それは森林公園での昼食後、彼が説明してくれた。 概要は以下の通りである。
"Reverse Parkinson's Disease!" ―Take back your life! (「パーキンソン病をひっくり返せ!」―あなたの生活を取り戻せ!) ・・と言うサイトがある。
http://reverseparkinsons.net/
著者であるJohn Pepperは1992年にパーキンソン病と診断され、パーキンソン病をひっくり返す事により2003年には抗パーキンソン病薬の服用を止める事が出来たと言う。
所が、そのサイトでは、パーキンソン病克服のための具体的方法については述べられておらず、「知りたければ、18$出して本を買え」と。 しかし多彩な症状を有し、色々なステージにあるパーキンソン病患者の誰にでも応用可能なのかを考えると、躊躇してしまう! 決して買えない額では、ないけれど・・
では、そのエッセンスを紹介しよう。
やる事は、運動だ。 それも結構負荷の大きい・・ 例えば、心拍数が120に達したら、約30分間維持する。 これは健常者にとっても、大変だ。 そこで最初は5分位から始めよう。 但し、毎日では無く、一日おきに。 ツールとしたら理想的には、エアロバイクだろう。 心拍数がモニタでき、安全で、負荷も可変だからだ。