泌尿器科(終)
残尿(量)検査を終えて待合室で待っていると、パネルに番号が表されたので、診察室に入ると、前回と同じO医師であった。 私は、下記のメモを渡した。
発症、受診及びその後の体調の変化について
日数 |
服薬※ |
症状の変化・他 |
0 |
〇 |
頻尿・排尿痛、血尿となり、夜、貴院の救急科を受診 |
1 |
〇 |
切迫尿意の消失、貴院の泌尿器科(岡本医師)を受診 |
2 |
〇 |
血尿の改善(目視) |
3 |
〇 |
排尿痛の消失 |
4 |
〇 |
排尿時違和感等、全自覚症状の消失 紙パンツを卒業 |
5 |
〇 |
時間でトイレへ(失敗は1回のみ) |
6 |
〇 |
- (快適) |
7 |
〇 |
- (快適) |
※:レボフロキサシン錠500mg×1を就寝前に服用(=「〇」印)
これを読んだO医師は、
「要するに、『良くなった』と言う事ですね」
とモニターに目を遣ったまま、メモを返した。 その動作が、突き返した様に思えた。
ま、いずれにしても、これで終診である。 我々はO医師に礼を述べて家路に就いた。
帰宅し、領収書等の渡された書類を整理していると、その中にA4の紙が入っていた。 見ると、今日の検査結果である。
*** 緊急報告書(尿一般)***
氏名:〇〇×× 生年月日:19NN年X月Y日
患者番号:0・・・・・・8 年齢・性別:6X歳Yヶ月 男
依頼元:泌尿器科 依頼医:O
検査項目名称 結果値
尿沈渣
沈査赤血球 1 >
沈査白血球 1 >
扁平上皮 1 >
細菌 (-)
沈査尿量 10
尿一般
色調 麦藁色
混濁 清
PH 7.5
尿蛋白定性 (-)
尿糖定性 (-)
ケトン体 (-)
尿潜血 (-)
ウロビリノゲン normal
尿比重 1.018
尿ビリルビン (-)
亜硝酸塩 (-)
硝子円柱 (-)
まぁ、目視では、尿は確かに色こそ濃かったが澄明で、コップの底の濃紺の二重丸もクッキリ見えた。