パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201709―1

 

さてリハビリが終わったら、今日はF医師の診察がある日だ。 そこで妻と私は、脳神経内科に向かった。 私は(妻の介助を得て)病院内は車椅子なので、移動にさほど時間は掛からない。

 

到着し、パネルを見ると、ほぼ予定通りの進行である。 30分程待つと、パネルに自分の番号が表示された。 私は車椅子から降り、杖で診察室に入った。 すると、F医師がこちらを向いて迎えてくれた。 軽い挨拶後、この2週間の報告のメモを渡した。

 

  (1)  前回受診(2017年8月〇〇日)以降の主なイベントについて 

 

  • 8月○○日、前日の貴院・救急科の受診に続いて、泌尿器科を受診。 1週間分のレボフロキサシン錠500mgの処方を受ける。(O医師)
  • 8月〇〇日、17日振りに芝刈り。 芝が伸び過ぎて、軸刈り(生長点より下で刈る事→芝が弱る)か?
  • 8月〇〇日、再度、泌尿器科を受診。 尿検査・尿残量検査後、「終診」に。
  • 9月〇日、再度の芝刈り。 前回( 8月〇〇日)刈りきれなかった徒長分を刈る。

 

 (2)  前回受診(2017年8月〇〇日)以降の体調の変化について 

 

  • 8月○○日の晩以降、同月○○+7日まで、レボフロキサシン錠500mg×1を毎就寝前に服用。 その結果、8月○○+1日:切迫尿意の消失、○○+2日:(目視で)血尿の改善、○○+3日:排尿痛の改善。 ○○+4日:排尿時違和感を含む全ての自覚症状の消失。
  • 8月〇〇日、以前の処方に戻して頂いて、3~4日掛けて徐々に神経症状から恢復してきた。

 

 (3) 処方について  

 

  • 生命保険付属の電話サービスで、健康相談を受ける機会があった。
    • 質問:「進行性核上性麻痺(以下、PSP)の薬物療法として、どの様なものがあるか?」(処方は通知の上)
    • 回答:「PSPに有効な薬は無い。 リハビリを頑張るしかない。 現在の処方は、抗パーキンソン病薬であるが、これ以上量を増せば良いものでもない。 後、可能性があるとしたら、三環系抗うつ薬、例えばトリプタノール、を抗不安薬と一緒に使うと、有効な場合がある。 ただ、(今まで寝ていた患者が)急に歩ける様にはならない。」(T内科クリニック・T院長、兵庫県西宮市)

 

  •  次の通り、処方を希望します。 但し、追加処方分については、「試用」として、2週間程度分。

 

処方(1日当たり)

    薬  剤

    現在

 

    希望

 

プラミペキソール0.125mg

    1  錠※1

    1  錠   

ドプス 100mg

    6  錠※2

    0  錠※4

ノウリアスト 20mg

    2  錠※1

    2  錠  

シンメトレル 50mg

    4  錠※3

    4  錠  

アムロジピン5mg

    1  錠※2

    1  錠  

   

トリプタノール 10mg

    0  錠  

    1  錠   

タンドスピロン 5mg

    0  錠  

    3  錠  

        ※1:前回処方分、※2:前々回処方分、※3:飲み残しより

        ※4:トリプタノールとの相互作用を避けるため

 

F医師は、以上の項目を全て、ボールペンを当て、精読して行った。 トリプタノールとタンドスピロンの処方には困ったものと思われる。 と言うのも、PSPのそれもPAGF(純粋無動症)への、三環系抗うつ薬の処方経験は(恐らく)無い。 しかもそれと、(現在の処方の中でも有効だと思っている)ドプスとトリプタノールとの薬物間相互作用なんて、聞いた事が無い・・ ましてや、それが抗不安薬と併用すると有効だなんて、聞いた事も無い・・

 

いくら患者からの提案であっても、何かあった時の最終的な責任は、処方した医師にある。 例えば、本当に上記薬物間相互作用が、特に重篤な副作用でもあった時、患者から指摘があったのに敢えて処方した・・と言うことで、患者からの信頼・信用を失ってしまう。

 

では、実際の処方は?