抄読会―18
今日は、○○駅近くの学園(各種学校)で、烏賊博士と自称する友人を訪ねる日だ。 そこで私は、私は車を運転して、約1時間前に出発した。 慣れた道ではあるが、緊張する。 そして、学園に近づくと、駐車場が心配となる。 従来は学園の直ぐ隣のコインパーキングに停めていたが、この頃、「満」となっている事が多く、止む無く遠いパーキングに停め、転倒してしまった事があった。
所で、学園の前の道路は拡張のため一部工事中であり、未舗装のエリアがある。 見ると工事用のトラックが2台停まっている。 ここなら、無料だ! 相場は20分300円なので、前回は、1200円も掛かってしまったのだった。 そこで、トラックの脇に停め、念のために「駐車禁止除外」の紙をダッシュボードに置いた。
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さて、建物に入り、エレベーターで学生用のラウンジに着いたら、ほぼ同時に烏賊博士が現れた。 早速、空いているテーブルと椅子に掛け、彼自作のピタ・サンドイッチを戴いた。
食後は、いよいよ本題である。 彼はリュックサックから、小さなデバイスを取り出した。 縦7cm×横10cm×高さ2cm位の小箱であり、天面が液晶画面になっている。
彼は、小さなスィッチに触れ、電源を入れた。 すると、画面に2つのアイコンが現れた。 一つにはWindowsの文字があり、もう一つにはAndroidがある。 つまり、デュアルブートなのである。 そして、Windowsアイコンに触れると、Windows 10が走った! 勿論、インターネット・ブラウザは、エッジである。
なぜ、Appleに傾倒している彼が、Windowsに? それは、脳波(計)に関するライブラリーが充実しているかららしい。 それらがオープンソースである事は、言うまでもない。
さて、インターフェイスを見て行こう。 USBが3つあり、その内1つが3.0だ。 そしてWifiとBluetoothは勿論、LAN(RJ-45)もある。 彼は、このRJ-45の存在が大きい・・と言っていた。
では、価格は? 日本円で、4万円にも満たない。 恐らく、アリババ経由であろう。 と言うのも、
「アリババは、リファンド・ポリシーがはっきりしている」
と評価していた。 その例として、彼の経験を紹介した。 彼がアリババから買ったマシーンが動作不良を起こしたらしい。 恐らく、リファンドを申し入れたのだろう、
「動かない動画を送ったら、直ぐに返金された」
と言っていた。 更には、アマゾンも抜かれるかも・・とも。
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さて、脳波計からの生の信号をBluetooth経由で受ける方の話しは、どうなったのだろうか? 彼は、Raspberry 3の到着を楽しみにしているようだ。 これをフロントエンドに持ってきて、テキストフォームでWindowsに伝えるらしい。
これで、脳波、特に予備電位は測定できたとしよう。 次に知りたいのは、その予備電位が脳のどの部分で発生しているか? そして、パーキンソン病等の病態では、それらがどうなっているか? ・・である。
そして前者の疑問に答えるため、機能的MRI(fMRI)の実施を考えているらしい。
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やるべき事は余りにも多く、その割には
(残された)「時間が足りない」
とも言っていた。