パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

公園にてランチ―1

さて、2017年5月上旬の今日は、烏賊博士こと、私の友人と「○○公園に行こう」と約束した日である。 と言うのも、彼の勤務する○○学園では避難訓練があるので、使えないかららしい。

 

そこで、彼は同じ市内にある「○○公園」を提案して来た。 と言うのも、結構有名な公園であるのに、彼はまだ行った事が無いらしく、興味を持っている様だったからだ。

 

私は学園に到着して彼にメールしたら、

 

   「着替えたら、直ぐ降りる」

 

との返信を貰った。 事実、5分程して建物から出て来た。

 

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ナビをセットすると、11km・8分と表示された。 そこで、多少遠回りでもナビ通りに行く事とした。 公園はJRを跨いで行くので、ルートが限られてしまうからだ。 やがて「○○公園入口」の信号を左折すると、警備員が駐車場に導いてくれた。 すると、途中で警備員が園の入り口から離れる方向に導こうとしていた。 私は、急いで車のダッシュボードから「身障者手帳」を出して、警備員に提示すると、

 

   「今、コーンをどけますので(そこに駐車して下さい)・・」

 

と言い、園の入り口に近い「身障者用駐車場」のコーンを動かしたので、そこに駐車した。 

 

どうやら公園に行くには、2つの建物(スタジアムと競輪場?)の間のダラダラ坂を登らなければならない様だ・・ 私の最も苦手な行程の一つである。 事実、私は転倒しそうになり、烏賊博士と見知らぬおばさんに支えて貰った。

 

少し休んで、再び歩き出したが、烏賊博士の背中のリュックに掴まり。彼のユックリしたペースに合わせると上手く進めた。 

 

ダラダラ坂を登り切ると、急に視界が開けて巨木の林立が見えた。 その内の一本の周囲のコンクリが丁度ベンチの高さなので、そこに腰掛けてランチとした。 メニューは彼の手作りのピタ・サンドイッチである。 飲み物は、彼が予め学内の自販機で買っておいてくれた、再キャップのできる微糖コーヒーだ。 (学内の自販機の方が、安い。)

 

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では、今日のサンドイッチの具は? 魚肉ソーセージである。 魚肉ソーセージ・・何と懐かしい響きだろうか? 私が子供の頃には、大ご馳走だった。 彼は

 

   「ピタと魚肉ソーセージが、良く合うんだ!」

 

と言ったが、本当にその通りだった。 ルッコラの間から顔を出したピンク色のソーセージに噛み付くと、先ずはケチャップの酸味と続いてマスタードの香りがしてから、弾力ある肉片に辿り着く。 すると、味・香り・歯応えが口中でハーモニーを醸し出す。

 

途中、彼の奥さん(関西出身)が、自分が食べて来たソーセージと味が違う・・と言っていた事を紹介してくれた。 彼の解説では、メーカーによる差(ニチロニッスイ)だろう・・と言う事である。 それにしても、子供の頃の(味覚)体験がこうも明瞭に残っているとは!?!

 

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こうして、楽しいランチを終えて、本題に入った。 先ずは、彼の本業である「運動生理学」の話題だ。