芝生の更新作業
そろそろ芝の萌芽の季節を迎える。 今年も美しい芝生を楽しみたいが、そのためには、芝生を低刈りする必要がある。 これは、去年成長した古く、枯れた芝を取り除くためである。 この枯れた芝を放置しておくと、やがてはサッチとなり、病害虫の温床になってしまう。 それを防ぐためには、古い芝をギリギリまで深く刈る。 この作業を「更新作業」と呼ぶ人もいる。
また、この作業には「芝の生長点を下げる」意味もある。 芝の生長点より下で刈ると、芝は弱ってしまい、最悪、枯れてしまうこともある。 これを「軸刈り」と言う。 芝を伸びたままにしておくとそのリスクが高まるので、萌芽前に低刈りをするのである。
理想的には2月下旬が良いのであるが、今年は行事や天候の都合で3月上旬になってしまった。
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さて、乗用式芝刈り機を動かすのは、4ヶ月ぶりである。 以前は、バッテリーが弱っていたので、充電が必要だった。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2015/05/13/081855
しかし、去年、新しいものに替えた。 今回は新バッテリーでの初越冬後の始動である。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2015/05/21/063544
そこで、恐る恐るスターターのキーを回した。 すると・・ 元気の良い音で、その実力をアッピールした。 しかし、ガソリンが届いていないので、エンジンは掛からない。 こんな時は、一旦キーを戻し、バッテリーを休める必要がある。 すると、4回目で掛かった。 4回目でも、セルスターターの回転が落ちている様には思えない! 流石は、日本の製品だ。
チョークを戻し、ギヤーをR(バック)に入れ、ブレーキペダルを一旦踏み込んでパーキングブレーキを解除してから、少しずつブレーキを緩めて行った。 すると途中、車体がカタンと小さく揺れて、芝刈り機が車庫内を後退し始めた。 うん、上手く行きそうだ!
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昨年の刈り止めは、5段階の刈り高の内、2で行った。 今日は、一番低い1で行う。 ただ、平面度が低い所ではエンジンの回転数が落ち、止まりそうになってしまう。 こんな時は、刈り高調節レバーを1から少し持ち上げる。
下の画像の上半分が刈る前、下半分が刈った後である。 既に芝の萌芽が始まっていた。
http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20160310/20160310123854.jpg?1457581245
問題は、枯れた芝の量である。 1~2往復するだけで、直ぐに集草カゴが一杯になってしまうのだ。 夏場なら3~5杯で刈り終わるが、今回はその3倍はあった! 妻に手伝って貰うのだが、満杯のカゴを空ける時に枯れ芝が飛散し、花粉も飛び始めているので、ブータレも出る。
それでも、何とか1時間半で刈り終わった。 ・・と言うより、終わりにした。
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きっとこの努力は、美しい芝生となって帰ってくるに違いない!!!